KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ラヴレター (角川文庫)

ラヴレター (角川文庫)

ラヴレター (角川文庫)

作家
岩井俊二
北川悦吏子
谷口 広樹
出版社
KADOKAWA
発売日
1998-03-20
ISBN
9784043441013
amazonで購入する Kindle版を購入する

ラヴレター (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

kanegon69@凍結中

やはりキーとなるのはレター!なんとも切ない!思いを断ち切れないままの彼女、知らなかった事実をどんどん知っていくが、思いは募る一方。そして返事を書いている方も、自分の気づいていなかった潜在意識を手紙で呼び起こされることになる。懐かしい中学時代、不思議なレターのやりとりにより、徐々に徐々に中学時代の思い出に引き込まれ、そして意外な事実に当たる。胸がちょっとキュンとなるような切なさ、不思議な文通により事実を掘り下げられていく二人の女性。センティメンタルで素敵なラブストーリー!これは是非とも映画も観ようと思います

2019/11/27

扉のこちら側

2018年214冊め。亡くなった恋人に対して届くはずのない手紙を書くという切ない設定や、その手紙に返事が届くというのもおもしろかった。手紙の文面が映像的でわかりやすい。しかし登場人物の名前を書いてしまうとネタバレになるので伏せるが、彼が彼女に告白をした経緯があんまりではないかと思ってしまう。

2018/06/26

chiru

恋愛映画は積極的に観ないけど、この作品はとても好き。 読んでる最中、学生だった頃がオーバーラップして、校舎や部室や、夕方の自転車置き場が、今目の前にあるように思い出されてしまう。 最近読んだ『錦繍』のように、手紙は、書いた人の人生のひと時を切り取り、その人の存在感を増していく手助けをして、今その人がそばにいない寂寥感を感じながらも、自分にあてて書かれた幸せを感じるもの。 ラスト、時を超えて届けられた『メッセージ』がこの作品を最高傑作にしてると思う。 ★5

2018/08/06

ピロ麻呂

中山美穂主演の映画だってことは知ってたけど、ストーリーまで知らなくてカドフェスを機に購入☆死んだ恋人に宛てた手紙に返信がくる…ファンタジー系の恋愛小説だと思ってたけど全然違いました(^^)好きな人の過去を知りたい気持はわかるけど、知らない方がいいこともありますよね。

2017/07/11

misa*

読友さんのオススメで手に取った作品。岩井さん初だったけれど、とても読みやすく感情移入しやすくてウルッとくる場面や胸が詰まる想いに襲われながら読了。ちょっぴり複雑な手紙のやり取りから、元フィアンセの過去が少しずつ明らかになるにつれて、2人にも変化が訪れる。二度と戻らない場所から、大切な何かがよみがえってくるシーンには、泣きそうになってしまった。そして最後、とっても素敵な終わり方に良い読み心地感が残る作品だった。

2019/09/21

感想・レビューをもっと見る