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不夜城 (角川文庫)

不夜城 (角川文庫)

不夜城 (角川文庫)

作家
馳星周
出版社
角川書店
発売日
1998-04-01
ISBN
9784043442010
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不夜城 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ehirano1

生き抜くためには全てを利用し、そしてキレッキレのドライで合理的な判断をこれまたもの凄い速さでしていく健一に恐怖を感じました。不夜城新宿で生き抜いていくとはそういう事なのですね。続巻も楽しみです。

2019/07/13

レアル

読友さんにご紹介頂いた本。生きていくためにはどんなことだってする!そんな人間の醜さ、イヤ人間の哀しい本質のようなものが描かれてる小説。最初マフィア世界の物語かぁ!と軽く考えていたら、途中から物語に深みが出てきて、より面白くなってきた。本を読んでて、共感できる登場人物が一人もいないのに、これだけ楽しめたのも初めてかな。。

2013/10/11

あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

やはり凄かった。ハードボイルドファンにはもう伝説的ともいえる本作をついに手にしてみた。新宿歌舞伎町を舞台に、暴力と裏切り、そして死と隣り合わせの抗争が渦巻くなか、その隙間に一瞬燃え上がった男と女の鮮烈な愛を、眩しいくらいに描ききっている。救いはない。ただ小蓮、そこにあったのは一瞬ではあったが、偽りのない愛であったと信じたい。今更ながら、映画版も観たくなりましたわ~(*^^*)

2017/07/23

Tetchy

新宿を舞台にした犯罪を扱った小説といえば既に大沢在昌の『新宿鮫』という警察小説の傑作がある。その新宿の代名詞ともいえる作品に怯むことなく新宿を描いた本作『不夜城』は大沢氏が警察の側から新宿を描いたのに対し、彼は犯罪者の側で新宿の更に奥の闇を描く。しかしその基本プロットとしては実にオーソドックス。競合しあう複数の敵を利用して生き残る健一の物語はハードボイルドの源流、ハメットの『血の収穫』以来、何度も使い古された王道の物語構造だ。手放しで賞賛するには引っかかりを覚えるが、最後に残る読後の荒廃感、これは買える。

2010/03/28

流言

暴力ではなく舌先三寸で中国マフィアの乱立する世界を戦い抜く故買屋を描いた異形のハードボイルド・ピカレスク。時折なんでもないことのように差し挟まれる回想一つ一つが小説として成り立ちそうなリアリティを孕む。誰にも頼らない、泣き言は言わない。そのかわり、堅気から金をかすめとる。悪びれることなく悪であり、かつての親も自分を慕う義弟も利用する健一の姿には歪んだかっこよさを感じる。続編である”鎮魂歌”を読んでからだと、「子供の売買だけはしない。道徳じゃなく、女にそっぽを向かれたら商売にならない」というくだりが悲しい。

2014/03/02

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