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兎の眼 (角川文庫)

兎の眼 (角川文庫)

兎の眼 (角川文庫)

作家
灰谷健次郎
出版社
角川書店
発売日
1998-03-20
ISBN
9784043520015
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兎の眼 (角川文庫) / 感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

処理場があり,その側に現業員の住む住宅がある。処理場のある小学校に勤務になった小谷芙美。ハエをそだてる生徒、鉄三。鉄三の保護者である祖父のバクじいさん。型破りの先生足立。役者が揃っている。解説は最初の理論者版の編集者だった小宮山量平。理論社版のあとがき,新潮文庫解説の今絵祥智の文章を引用。第一次世界大戦、第二次世界大戦と,志賀直哉、横光利一、小林多喜二について論じ、その先に灰谷健次郎を位置づける。壮大な展開に驚く。生活と教育と人間らしさについて再考。発見角川

2013/08/20

風眠

「人間は抵抗、つまりレジスタンスが大切ですよ、みなさん。人間が美しくあるために、抵抗の精神を忘れてはなりません。」主人公・小谷芙美先生の恩師の言葉が印象的だ。人が美しく生きるための抵抗、そのことを日々の学習で、指導で、態度で、そして心で示していく教師達、大人達。自分の誇りを貫く信念がなければ人を変えることはできない。子どもが変われば親も変わる。親が変われば地域が変わる。他人を認め、個性を尊重し、皆が一緒に暮らすための抵抗、そして皆で大八車を引いてゆくエピローグへ。愛情と忍耐とそして、人と人が想い合う物語。

2013/03/01

二代目 びあだいまおう

新卒女性教師、小谷先生たちの奮闘に感動!元教師の著者だからこその心理描写と言葉が面白く、一気読みお薦めです‼️サンテグジュペリが『愛し合うとは、互いに見つめ合うことではなく、互いに同じ方向を見やること』といったが、本気で寄り添うってそういうことでしょう‼️キーワードは『ハエ』そう、全人類が嫌うハエです!いい話‼️ 足立先生がまたいい。いい先生についた生徒は幸せ😃💕今もこんな先生いるんでしょうね、宝物がたくさんつまってる子供達の未来をよろしくお願いいたします🙇

2018/09/30

Noriko D

灰谷さん初読み。淳一くんの言葉「おこらんかったら みなこちゃんがすきになったで みなこちゃんがすきになったら めいわくかけられても かわいいだけ」私も小中学校生活9年間「みなこちゃん当番」だったけれど、淳一くんのような心境には最後までなれなかった。でも淳一くんの母の言葉「よわいもの、力のないものを疎外したら、疎外したものが人間としてダメになる」に同意。足立先生の言葉「いまの人はみんな人間の命を食べて生きている。戦争で死んだ人の命を食べて生きている…」に涙が溢れる。

2020/11/02

thayami

ジーンときますね。子供たちの純粋な気持ち。カラスの貯金、空き巣被害の小谷先生になけなしのお小遣いを渡すシーン。みなこちゃんとの出会いと別れ。そして鉄三が心を開く。子供に限らずちょっとした行き違いから発生する先入観、差別、区別・・・。本来人の持つ心の優しさ、温かさ。本質を見極める「兎の眼」。子供を信じ、人を信じて生きていきたい、生きようよ!って感じさせてくれます。本当に気持ちのいい本です。

2011/12/29

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