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神隠しと日本人 (角川ソフィア文庫)

神隠しと日本人 (角川ソフィア文庫)

神隠しと日本人 (角川ソフィア文庫)

作家
小松和彦
出版社
角川書店
発売日
2002-07-01
ISBN
9784043657018
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あらすじ

かつて日本人は、自分たちが住む世界の向こう側に「異界」があると信じており、これが失踪事件の悲惨さを覆い隠すヴェールとなっていた。先行研究の少ない神隠しに焦点をあて、現在失われつつある異界について考察。

神隠しと日本人 (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー

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風竜胆

 近代合理性だけに支配される世の中は味気ない。著者は最後の方で、<現代こそ実は「神隠し」のような社会装置が必要なのではないか>と括っている。しかし、「神隠し」に代るようなものを現代社会に見出すことができるのだろうか。

2013/06/29

筑紫の國造

著者の本2冊目。日本人の文化における神隠しの考察なのだが、期待していたのとはちょっと違った。キツネや天狗がユーモラスな存在として神隠しの「犯人」とされるのに対し、鬼の場合は悲惨な結末にいたることが多いなど、面白い点もあったし「赦し」の装置としての神隠しの考察もうなづけた。しかし、「隠す」神々に対する日本人の畏怖の探求や、著名な「八幡の藪知らず」に関する考察もなく、日本文化全体のなかでどのような位置に「神隠し」を置くのか、といった考察もない。「日本人」と題する以上、外国との比較も必要だろう。

2017/11/07

林 一歩

何度目かの再読。民俗学という視点からの考察としては興味深い。

2012/07/27

ケー

「神隠し」を民俗学的に考察した一冊。「神隠し」には秘められた機能が存在する。なぜ狐や天狗が神隠しを行うのか、神隠しにあった人は一体どうなるのか、村の人々はそれをどう捉えていたのか、そして現代はなぜ神隠しが発生しないのか。「神隠し」に関する数々の謎が提示され、著者が考察を行う。文庫だが、とても中身が濃く、いくつも線を引いて読んだ。民俗学に興味がある方に特におすすめ。

2013/05/01

空太

枕元の(ryの4冊目ですね。ちなみに枕元に本ありすぎて次からは数えません、、数えるのが面倒になってきたので、、、 昔の人は説明できなかった不思議を神様や妖怪のせい(神隠し)として自分たちへの理由としてきました。実際隠された人が戻ってきても神隠しされてたのだから仕方ないとできて社会復帰しやすい便利な理由だったのでしょう。 現代では誘拐や蒸発として扱われるものは、人間社会の論理や情報があって初めて説明できるものであり、それは時に残酷な事実を露呈させます。神隠しはそれらを隠す便利な理由にもなったのでしょうね。

2015/07/08

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