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巨大投資銀行(上) (角川文庫)

巨大投資銀行(上) (角川文庫)

巨大投資銀行(上) (角川文庫)

作家
黒木 亮
多田和博
出版社
KADOKAWA
発売日
2008-10-25
ISBN
9784043755042
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巨大投資銀行(上) (角川文庫) / 感想・レビュー

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ジェンダー

読むのに時間はかかったけど読み応えありました。しかもわかりやすいし、最後に用語集もついていて金融について学ぶにはもってこいです。バブルの頃は投資ファンドからのは読んだ事はありますが、投資銀行からのは読んだ事はなかったですけどリアリティがあり、日本人はアメリカに比べると金融については知識がなく、遅れているのが露呈したような気がします。今はさすがにそこまでの差はないと思いますけど。ただ日系企業と外資系の働き方や考え方の違いがいろこく描かれていて外資系働くのかもしくは日本の会社で働くのか参考になります。

2014/04/11

B-Beat

bluge bracket 本書によれば元来証券引受のシンジケート団において最大額を引受け販売する証券会社を指し、転じて世界上位数社の巨大投資銀行を意味すると。そんな金融世界で活躍する日本人のサクセスストーリーかあるいは悲喜劇か。名が一字違う人物や会社さらには実在の人物や会社も次々と登場する。ネットの著者インタビューにその辺のルールは100%以上の事実を実名、90%を1文字変えて使用したとあった。1985年のプラザ合意から1990年初めのバブル崩壊が囁かれ始めた頃までを入魂の筆致で描いてみせた。下巻へ。

2014/04/24

ヤギ郎

ソロモン・ブラザーズのトレーダーを勤めていた明神茂(本書では竜神宗一。)をモデルに、外資系銀行を描いた物語。黒木の商社マン小説と違った視点が味わえる。物語のはじまりは1985年。この頃は、東京証券取引所には立会場があり、アナログで株の売買をしていた。現代のインターネットやコンピュータありきの感覚で読んでいたので、時代状況に混乱することもあった。金融用語が複雑だけど、裁定取引について「なるほど!」と感心する。

2020/05/20

羊山羊

1980年代の投資銀行を舞台に、生き馬の目を抜く様な投資銀行の世界で金を稼ぐために働く男たちを描く群像劇ビジネス小説。目の眩むようなノルマをこなし、こなした末に莫大な金を手にするバンカーたちの仕事ぶりがよく伝わる。印象に残るのは華やかな世界に見える投資銀行の世界でも、地道に新しい商品や分野を開拓し、金を持ち帰ることが全てであるという泥臭い世界の内情が見えた点だった。今回本著を読む上での目標の1つだった「ファイナンス用語になれる」はもう少し時間がかかりそう。

2023/07/04

4丁目の父ちゃん

高杉良さんの経済ものはよく読んだが、この作品はちょっと難しい。 しかし、難しいところは読み飛ばして楽しんで読んでいる。 下巻はバブル崩壊かな?

2018/02/18

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