KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

小学生日記 (角川文庫)

小学生日記 (角川文庫)

小学生日記 (角川文庫)

作家
華恵
出版社
角川書店
発売日
2005-07-23
ISBN
9784043776016
amazonで購入する

小学生日記 (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ぶんこ

「本を読むわたし」で感動し、その後ハイティーンになった時のエッセイを何冊か読んできました。学生時代よりも生徒だった頃の華恵さんの方が私には興味があったので、楽しみにしていました。お兄ちゃんのモトイとも仲良くて、日本とアメリカに別れて暮らし、いっときお兄ちゃんが日本の中学生になったようで、またアメリカに戻ったのも(経緯は書かれていませんでしたが)書かれてました。数年後の兄妹の様子を知っている(中学、高校時代のエッセイを読んで)だけに、生徒と言われる時代の貴重さを感じました。後書きも解説も秀逸でした。

2016/07/27

hnzwd

寡作ながら、素敵な表現力がお気に入りの華恵さん。本作では小学校最後の一年が日記の形で描かれて、、と、いうか本当に小学生の時に書いた作品なのね。感性、表現力ともに瑞々しさが溢れてます。大人になってからの作品も素晴らしいですが、エッセイ風の作品しか読んだ事がないので、ストーリーがあるものも読んでみたいですねー

2015/05/22

糜竺(びじく)

小学生である華恵さんが、小学生でなければ決して持ち得ないまなざしで見つめた世界が、非常にみずみずしい文体で書かれている作文、エッセイです。なんか自分自身が忘れてしまったような(笑)、子供の時の感覚が少し思い出されたように感じました。解説より「オトナの作家には真似できない。といって、小学生がフツーに原稿用紙に向かって書けるものでもない。小学生にしかかけないけれど、小学生には書けないーというジレンマをみごとに超えた、まなざしと言葉がひとつになった世界が、ここにある」。なんか少し元気がもらえる素敵な本でした。

2016/12/02

まじゅ

子どもは大人が思っている以上に色んな物事を色んな角度で観察し思考している。大概の子どもはそれを表に出して上手く伝える事が出来ない。 本書は子どもが様々な思いを抱えて生活していることを思い出させてくれた。 素直な文体は会話しているようにダイレクトに伝わってくる。歳を経る過程で何冊かのエッセイを出版されている。その年齢に何を考えていたのか興味があるので機会があれば読みたいと思う。 でもその前にとりあえず「はせがわくんきらいや」を図書館で探してみる。

2012/08/29

青葉麒麟

小学生でこの文章はかなり凄いと思う。読み易くてとても良かった。パワフルなお母さんや日本語に苦戦するお兄ちゃん等家族との関係も赤裸々に書いています。確かにこの感じだと話題になるわな。

2018/05/04

感想・レビューをもっと見る