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スイッチを押すとき (角川文庫 や 42-4)

スイッチを押すとき (角川文庫 や 42-4)

スイッチを押すとき (角川文庫 や 42-4)

作家
山田悠介
スカイエマ
出版社
角川グループパブリッシング
発売日
2008-10-25
ISBN
9784043792061
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スイッチを押すとき (角川文庫 や 42-4) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

初読みの作家さんです。良い悪いは別にして、とにかく著作を多数書いている作家さんですよね。『リアル鬼ごっこ』はなぜか抵抗があったので手に取ることができず、無難?にこの作品を読みました。確かに多くの作品があらゆる方に読まれているというのはわかる作風でした。読みやすく、話の展開(流れ)もスムーズなので‘飽き’はこないと思いますが、その分、本来‘重く’受け止めて感じなければならない箇所が、サラッと流されてしまっている。そんな感じがしなくもなかったです。悩み多き年頃の学生さんは読んでみる価値は大いにあると思います。

2011/01/15

hit4papa

自殺者を食い止めるためのプロジェクトに選ばれた少年少女と、彼らの監視員の触れ合いを描いた作品です。読み始めから、命の大切さ、生きることの意味みたいなものを謳いあげるタイプの作品かと想像しました。しかし、これは、全くハズレてしまいます。高邁な理念は見られません。自分が本作品に入り込めなかったのは、自死する子供たちの悲哀を描いているものの、そこにあざとさを感じてしまうからです。本作品は、中学生ぐらいがターゲットの作品でしょうから、生きることの意味について、きっちりと書いて欲しいところです。

2020/05/18

yumimiy

2冊目、「8.1」の「ジェットコースター」が面白かったのでこれも理不尽系かなと期待。だが、その期待は予想以上の理不尽さで、おっタマゲの国家犯罪。政府は「青少年自殺抑制プロジェクト」を立ち上げ、あえて子供を自殺に追い込むという実験データを収集。ま、何でもアリの作話なんだから最後まで付き合う。困ったことに読めば読むほどなんか段々と腹が立つ、親ってこんなにひ弱?大人ってこんなに無力?政府の実験にひとり立ち向かう男、南 洋平。囚われた子供を救うが、この男に驚愕の秘密が😱無痛で即死できるスイッチがあったら欲しいか

2021/07/25

まさきち

若者の自殺を抑制すべく無作為に抽出された子供達を被験者にして自殺のメカニズムを解明しようとする近未来の日本。その中で疑問を持った一人の施設の監視員が長年施設に監禁されている被験者を引き連れて脱獄をするがその裏には…結末は中盤辺りでつかめてしまい、全体を通して流行のアイドルを起用した映画のような印象でした。

2016/05/27

金吾

救いがない話でした。山田さんが書く近未来の話はこの系統が多いように感じます。何を目的にしているのかわからないままですが、愚民政治になるとこのような事態になることを防げないということはわかります。 洋平のした行為は背景も知ると間違えていないのかなと思いました。ただ全体としては薄い話でした。

2021/06/07

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