四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1)
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これぞ森見登美彦!! と叫びたくなる大胆なアレンジ!待望の新刊は『四畳半神話大系』の彼らの物語
森見さん待望の新刊は、なんと『四畳半神話大系』の彼らの物語! しかも劇団、ヨーロッパ企画主宰の上田誠原案。こんな合体企画がおもしろくないはずがない!
(C) 迫田真実/KADOKAWA
森見登美彦 もりみ・とみひこ●1979年、奈良県出身。京都大学大学院在学中の2003年、『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。著書に『夜は短し歩けよ乙女』『夜行』『熱帯』など。上田誠との対談は『ぐるぐる問答 森見登美彦氏対談集』に収録。
京都の「腐れ大学生」(©森見登美彦)たちの青春群像を描いた『四畳半神話大系』(2005年1月単行本刊)がこの夏、帰ってきた。ただし世界観やキャラクターはそのまま、ストーリーをまるっと入れ替えて。タイトルは、『四畳半タイムマシンブルース』。注目すべきは、「原案・上田誠」というクレジットだ。入れ替えられたストーリーとは、京都を拠点に活動する劇団、ヨーロッパ企画の代表で、全公演の脚本&演出を担当する上田誠が手掛けた青春SFコメディ『サマータイムマシン・ブルース』(2001年8月初演)なのだ。…
2020/8/6
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四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
京大生が綴る妄想アナクロニズム小説。灰色の受験生生活をようやく脱して、大学で「薔薇色のキャンパスライフ」を送らんとする「私」の手記のスタイルをとる。本書の特質は、そこで4つのパラレルワールドを妄想するところにある。すなわち、映画サークル「みそぎ」、「弟子求む」、ソフトボールサークル「ほんわか」、秘密機関「福猫飯店」がそれである。4つの物語は、それぞれこれらの学生生活を生きるのであるが、そこでのエピソードには共通項が多い。すなわち、「神話」の祖型となる物語群である。これらが、トータルに開示された時、そこに⇒
2019/02/02
遥かなる想い
森見登美彦の本では一番面白いという話を聞いて読んでみた。面白かった。4つのパラレルワールドが微妙にクロスし、登場人物たちがいきいきと跳ねている感じ。アニメ化されたようだが、読んでみて元気が出る本である。
2011/04/02
チェシャ猫
最初読みにくいと思ったけど途中から熱中してしまった。ifの先にある平行宇宙。憎めない悪人の小津や師匠、明石さんなど。読むほどに行った事の理由がわかっていって面白かった
2013/11/20
風眠
バラ色のキャンパスライフを夢見る、冴えない大学3回生の「私」(男)。いっそのこと1回生からやりなおしたい!と、迷い込んだ並行世界。ほんの少しずつ違う4つの物語の中で「私」の奮闘むなしく、どの世界でも最後には、やっぱり冴えないアホ大学生に行き着いてしまう・・・。漫画家や小説家がよく「登場人物が勝手に動き出す」ってゆうようなことを言ったりするけど、まさにそういう感じで書かされたのじゃないかと思う。ひとつの物語をベースに、さまざまなパターンを妄想・・・いや、創作したモリミー万歳! 間違い探しのような中編4つ。
2013/03/09
吉野ヶ里
どんな選択をしても、人生は結局同じようなもんだって感じ。面白かった。明石さん可愛い。私的には自虐的代理戦争の世界線が一番素敵な大学生かつだと思うけれど、たぶん人によって違うんだろうな。大学生活も半分終わってふと振り返る良い機会の小説だったと思う。カステラ食べたい。
2015/08/12
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