鴨川ホルモー (角川文庫)
鴨川ホルモー (角川文庫) / 感想・レビュー
射手座の天使あきちゃん
京都の4大学間で500代続いた、神秘の競技「ホルモー」とは・・・ なんかこんなナンセンス、キテレツな感覚がいいですねぇ(笑)
2009/08/29
佐々陽太朗(K.Tsubota)
最高のエンターテイメント。ある程度読み進むと結末はおおかたの予想がつく。そのとおりの結末に不満なし。ハートウォーミングな話には予想どおりのハッピーエンドが似合う。生まれ変わったら京大に行く。何が何でも京大に行く。一浪、二浪、三浪しても行く。そんな気持ちになるほど、この小説はイイ。
2009/03/20
ちょこまーぶる
万城目さんワールドに浸れた一冊でした。京都の学生は変な学生ばかりだと思わせてくれるような内容だったけど、学生たちが純粋な心だからこそオニと出会う事になるわけで、葵祭の帰り道に先輩に選ばれし者たちの話だよなと勝手に思い込んで読み進めました。不思議と彼ら達の奇想天外で純粋な言動は、京都という場と日本人の歴史を伝承しているようにも感じました。言い過ぎですかね・・・。万城目作品を読むと必ず京都に行きたい衝動に襲わけるんですよね。まるで、オニに襲われているように・・・。そうか、オニは京都人の化身か?「ホルモー!!」
2016/05/01
hiro
万城目ワールドの原点。映画を見た後であったが、素直におもしろかった! 映画も良かったが、原作本が上だった。特にチュンマゲ高村と凡ちゃん楠木の二人がいい。作者はどのようにこのホルモーの世界を作り出し、組み立て、文章にして行ったのだろうか。さすが万城目。読み終わったら、オニを探しに行きたくなったので、明日は京阪特急に乗って、プリンセス・トヨトミを読みながら京都に行ってこよう。
2011/04/16
フェリシティ
万城目作品を読むといつも「壮大に馬鹿馬鹿しい」という文句が浮かぶのですが、これは決して悪口じゃない!「有り得ないけど、もしかしたら私の知らないところでそんなことが行われてるかもな」と感じさせるリアリティは流石です。「ホルモー」なる競技に参加する羽目になった主人公の京大生含め10人。そんな胡散臭いサークルがあるか!とは思うものの、好奇心とあの人の美しい鼻に負けて入会決定。鬼語の習得、代替りの儀(ここが最高に面白い!)を済ませたら、いざ実践へと参りましょう。ほら、あなたのすぐそばにオニがいますよ。
2014/06/16
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