支配せよ、と世界樹は言った (角川文庫 か 56-1)
支配せよ、と世界樹は言った (角川文庫 か 56-1) / 感想・レビュー
RIN
2006年に出された2008年の金融・ネット国際世界を描いた近未来小説。既に過去になった「未来」の物語を読むのは意外に面白い。ネット社会については解らないけれど、少なくとも国際金融に関してはこんなことがもしかしたら起きていたかもしれない、とパラレルワールドのように感じさせるし、ひょっとしたら現実の中国やEUの内外情勢からすればこれから現実化するかもしれない、と思いながら読む。本作は物語力先行だが、著者のデビュー作だから筆力は大甘に見て★3.5かな。
2014/07/24
月をみるもの
ちょっとアダルトな至道流星? 世界征服の大変さについては、こちらをどうぞ:https://bookmeter.com/books/574882
2018/03/23
yuki
金融経済SFミステリーといえばいいのかな?色々な要素の詰まった、読み応えのある一冊。内容の性質上、読みづらさもあるのだけれど、金融関係の仕事をしている人なら特に楽しんで読めると思う。こんなことあるわけないと思いながらも、リアリティーを帯びている箇所もあり、勉強にもなった。
2016/12/04
naimon
文庫化に伴い改題された、このタイトルに惹かれて購入。中国、EU、アメリカで繰り広げられる近未来の金融とITと国際陰謀の物語。物語の吸引力も各々の人物描写も秀逸。主人公が霞むほど配役造形が凄い!世界を救った英雄が河川敷でサッカーを教えにいく結末がまた良い。
2009/10/19
HoneyBear
面白そうなストーリーだと思ったが薄っぺらくて読むのを止めた。金融・経済小説としても謀略小説としても物足りない。また文章が読みにくい。
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