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浮世絵鑑賞事典 (角川ソフィア文庫)

浮世絵鑑賞事典 (角川ソフィア文庫)

浮世絵鑑賞事典 (角川ソフィア文庫)

作家
高橋克彦
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-10-25
ISBN
9784044001452
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浮世絵鑑賞事典 (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー

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gonta19

2016/11/24 Amazonより届く。 前の版を持っているが、初のオールカラーということで再購入。 2018/8/8〜8/17 久しぶりの浮世絵本。私の浮世絵好きは高橋先生のこの本のおかげといっても過言ではない。オールカラーになって再読出来たことの感謝。

2018/08/17

Mishima

ひとすじに何かに夢中になってその世界だけに入り込んで。朝起きてから夜眠るまでギリギリと限界に挑んで。その結晶を、途方もない時を超えた、ぬくぬくとした布団の中で眺める、寒い冬の夜。なんて贅沢なのだろう。肖像画よりも風景画に心を動かされた。暗闇の中のぼんやりとした廓の灯りや真っ直ぐに降り注ぐ強い雨の線や生きているみたいな肉厚な波間からのぞく母性的なフジヤマの佇まいに。人も自然も息づいているなぁ。そういう絵のなかの生を見ていると今の自分の生なんかより生々しいなぁと思った。

2020/12/06

冬見

カラー図版入り364ページの事典がお値段なんと1360円。有名どころはきちんとさらい、絵師の略歴、特徴、絵の見どころを語り、制作過程や判型などの基礎知識、略系図、小事典を盛り込み、時々ニッチなところへ突っ込み、浮世絵への愛を滴らせ……初心者にぴったりの一冊。鞄に、ポケットに突っ込んで浮世絵を見にいこう。早くそんな世界が、日常が戻ってほしい。わたし個人の趣味の偏りから、あの人はこの人は、なんて絵師もいるけれど、この本を読まなければ出会わなかったかもしれない絵師や作品もたくさんあり、たのしい一冊だった。

2021/02/09

Mishima

来週『北斎展』を見に行く予定なので、思い出して再読。つくづくと浮世絵とは奥が深いものだと思う。私のような超初心者でもアウトラインに触れながら楽しめる作りになっている本。さすが、元浮世絵研究者である著者の「事典」。北斎の絵はダイナミックだ。構図もさることながら、波の厚み、とか。一方、国虎のアバンギャルドさや貞秀のエキゾチックな雰囲気。安治の「新吉原夜桜景」の薄暗い中に描かれた、目を凝らして見たくなる人々の雰囲気、等々。美人画ならば、英山か重政かな。寝しなに眺めたい本ですな。文庫本で出してくれたことに感謝。

2017/09/03

こも 零細企業営業

こう言う本でじっくり浮世絵を見てると、今の漫画に通じる物があるな。やっぱり日本人の絵柄は和む。

2019/02/22

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