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覚えておきたい虚子の名句200 (角川ソフィア文庫)

覚えておきたい虚子の名句200 (角川ソフィア文庫)

覚えておきたい虚子の名句200 (角川ソフィア文庫)

作家
高浜虚子
角川書店
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-12-24
ISBN
9784044004699
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覚えておきたい虚子の名句200 (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー

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クプクプ

間違いなく名作だと思いました。角川ソフィア文庫を初めて買いましたが、巻末に、俳句のタイトルの索引と季語の索引があり、初心者にとても親切な配慮を感じました。高浜虚子は85才まで生きたそうで、円熟した俳句も多かったですし、交友関係も広く、私も読んで視界が開けました。私は今までに、朝日文庫、夏井いつき『子規365日』と岩波文庫『漱石俳句集』を読んでいたので、これで、正岡子規と夏目漱石、高浜虚子と仲のよかった三人の俳句を読むことが出来ました。私の断片的だった知識が少しは相対的になったと思えた読書でした。

2024/02/29

みやび

ふと心に浮かんだ事柄、何気なく目に映ったなんてことない景色…。それをそのまま、ありのままに句にしてみた、ただそれだけ。虚子の俳句は、解説を読んでもそんな印象しかない。けれど、日常の中で気に留める事もなく過ぎて行く平凡で些細な出来事の中にこそ、一瞬の深い感銘が隠されているのかもしれない。そう考えると、虚子の繊細で深く鋭い心の目に感心させられる。「私のとる句を、あまり平凡だとか淡々だとか非難する人があるが〜…その人達が平凡と思っている句の中に、面白い複雑な感興が奥深く織り込まれてあることを知らず……」

2020/09/19

オノなコマキ

初読み俳人?活版印刷三日月堂を読んで『桐一葉』に興味を覚えて買ってしまった。高浜虚子…もちろん名前は知っていたが、俳句はほとんど覚えておらず。でも読んでみて、とても受け入れやすくしっくりくるものが多かった。内容が身近に感じられる句が多かったからかも?と思う。今回は200句セレクションだが、もっと色々読んでみたいと思った。一番気に入ったのは『われの星燃えてをるなり星月夜』。われの星というのが、夜空の中で見つけた星を『自分の星』として誇らしく思うのと、『星』である自分自身を鼓舞するかのような感じがすごく好き。

2023/01/04

ふな

図書館本。 俳句はちょっと敷居が高い感じがして避けていたが、思い切って読んでみた。 解説と口訳のお陰ですごく分かりやすく読めた。 素朴な何気ない日々でもよく観察すればなにかある気がして、これからはよく物事を観察してみようと思った。

2022/03/01

Mebachi

俳句界で客観写生という手法を提唱した高浜虚子。一句ずつ解説があり、入門書として申し分ない。

2021/07/01

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