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美しい日本の私 (角川ソフィア文庫)

美しい日本の私 (角川ソフィア文庫)

美しい日本の私 (角川ソフィア文庫)

作家
川端康成
出版社
KADOKAWA/角川学芸出版
発売日
2015-04-25
ISBN
9784044094812
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美しい日本の私 (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー

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momo

美しく内容の濃い文章に酔いしれた。【花は眠らない】では、夜中にふと目が覚め活けてある海棠の花は眠らないことに感嘆する。そして「自然はいつも美しいが、その美しさはある時、ある人が見るだけなのだろう」と自分の体験を振り返り語っている。美を感じるのは一瞬の出会いであり、その能力は訓練で培われるものだと。「美しい花がある。花の美しさというものはない」と小林秀雄も言っているが、美しいものの"美"を感じることのできるのは限られた人間だけなのかもしれない。

2021/05/01

双海(ふたみ)

以前どこかで読んだ文章だな、というものもありましたが、面白く読みました。川端先生の尊さを再確認しました。

2015/05/04

アキ

1968ノーベル賞受賞時のスピーチ。川端は「日本の美と私」という題を「美しい日本の私」に変えた。翻訳者サイデンステッカーはJapan the Beautiful and Myself とそのまま訳す。日本美術の特質を「雪月花の時、最も友を思う」という詩語に約めた。また源氏物語を日本の物語文学の極まりとした。この2年後に三島が割腹自決し、4年後に川端も自殺して果てた。サルトルが賞辞退の際「私はサルトルであり、ノーベル賞サルトルではない」と述べた。死の前年に受賞したかったとは川端の言葉でもの哀しい。英訳あり。

2018/10/08

ちゃっぴー

ノーベル文学賞受賞記念講演「美しい日本の私」と随筆集。自然と結びついた美しい日本の美。端正な文章で書かれている。「雪月花の時、最も友を思う」四季折々の美に自分が触れ目覚める時、親しい友が切に思われ、このよろこびを共にしたいと願う。美の感動が人なつかしい思いやりを強く誘い出す。

2018/04/20

双海(ふたみ)

最近、連綿体の”かな”の美しさと、平安時代の女性の黒髪の美しさの関連について考えるともなく考えておりました。この二つを関係のあるものとして考えるなどというのは私の戯れに過ぎませんが、似たようなことを川端さんも考えていたことに驚きました。本書は再読だそうですが、初読時のことはすっかり忘れておりました。

2018/10/05

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