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定本 物語消費論 (角川文庫)

定本 物語消費論 (角川文庫)

定本 物語消費論 (角川文庫)

作家
大塚英志
西島大介
出版社
角川書店
発売日
2001-10-25
ISBN
9784044191108
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定本 物語消費論 (角川文庫) / 感想・レビュー

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harass

1989年の本に補講をつけた文庫(2001)。著者の物語消費論を参考にした東浩紀は、データベース消費論を生み出すことになる。ビックリマンチョコなどを例に、設定やドラマの断片を見せ、ユーザーにその背後の物語を想像させるスタイルの作品を解説。80年代当時の文化の事象を考察していく。正直、古く感じるのだが、今から見ると常識に思える部分がある。またあとがきに著者が絶版予定のこの本を再販した理由がある。80年代はまだ続いているという確信があるという。準古典、資料として。

2018/10/07

へくとぱすかる

原著は1989年。復刻版のこの文庫が2001年。今はさらにそれから15年も経っている。というのが信じられないほどである。何だかんだ言って、この社会は現在も80年代を引きずっているように見える。「噂」についても、インターネットのおかげで、より浸透していると思えるし。それにしても「物語」というキーワードを媒介にして結びつく、宗教とビックリマンとの類似に対する指摘は衝撃。

2016/11/21

ヤギ郎

東浩紀以前のサブカルチャー論。著者のあとがきから,本書で紹介された議論は「古い」ものであるけれども,その再構築により,現代にも通用する議論となる。著者よりはるか後に生まれた世代として,80年代・90年代の言説に触れることのできるよい資料である。著者の目を通じてみる「天皇論」は興味深い。社会が成熟し,新たなコンテンツが誕生した現代社会において,私たちの消費行動を見つめ直す一冊になるといえよう。

2019/04/22

白義

これ、固有名詞を現在の事象に入れ替えてもだいたい成り立つのがすごい。断片的にばらまかれた物語素から消費者が物語と世界を生成する、物語消費という概念をビックリマンチョコから二次創作、都市伝説まで使って横断的に解説している。そういう意味では物語生成論でもよさそうなのだけど、消費社会に生きる人々への自虐混じりの幻滅が、文の端々に現れていて面白い。今だと本書の枠組みで、ニコニコや東方やAKBも観ることが出来るのだろうが、さすがに今それを反復しても多分つまらない気がする。批評業界への影響甚大

2012/06/14

里馬

僕は近頃「サブカルチャー」のサブってなんだ?といぶかしんでいる。平安時代の物語が現代で言えばアニメ・ゲーム・漫画と言い換えて差し支えないのでは?サブsubは下方、亜、副を意味し本流ではない、とあらがっている様で残念に想う。おくの細道と東海道中膝栗毛の読む層は異なっていたかも知れないけれど、高尚/低俗なんて序列を付けるなんて馬鹿げてる。そして物語は作家によって書かれたもののみならず、出来事全てが「物語」で、それらを消費する事によって云々・・・という話を期待していたらそうではなかった。どちらかと言えば(続)

2010/11/28

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