KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

村を守る不思議な神様 永久保存版

村を守る不思議な神様 永久保存版

村を守る不思議な神様 永久保存版

作家
小松和彦
宮原 葉月
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-09-15
ISBN
9784046052841
amazonで購入する Kindle版を購入する

村を守る不思議な神様 永久保存版 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

大臣ぐサン

東北地方を中心に村の境に道祖神を立てる風習は数多く伝わっている。それらは藁を用いて作られ、誇張された男根または女陰を備えていることが多く、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願するものと解釈される。また、厳めしい面を備えていることも多く、村の外から悪いものが入らないようにする魔除けの意味も備えている。東北に広く分布しているものの、秋田は特に多いようだ。民俗学の中ではメジャーな対象だが、現代に生きる道祖神を扱ったところが本書の面白いところ。「人形道祖神がいる村にナマハゲがいない」というのは面白い発見だ。いつか会いに行こう

2022/01/06

ankowakoshian11

秋田の秋田人形道祖神プロジェクトによるフィールドワーク。道祖神がみられる秋田の様々場所へ行き、祭りを取材し、道祖神の意味や来歴を尋ねる。秋田では藁人形の道祖神はカシマサマ(鹿島様)ショウキサマ(鐘馗様)ニオウサマ(仁王様)ニンギョウサマ(人形様)と呼ばれ方は土地により違う。古事記のイザナミ、イザナギの話で現世へ逃げ帰ろとするイザナギの後を追うイザナミを出さないため穴を岩で封じたモノが塞ノ神が道の神とくっついて道祖神になったらしい(雑)子孫繁栄、豊作祈願、疫病退散などから村堺に祀られる→

2021/11/22

onepei

大小さまざまな神様 幻の神様が見つかった話はよかった

2022/03/21

magu0217

秋田の人形道祖神の歴史を伝承する貴重な一冊

2022/01/11

(2018,387)「永久保存版」ではないから、内容が同じかどうかわからないけどここに記入。著者は以前よりよく本を読んでいた小松先生で、秋田の方とは知らなかった。人形道祖神を「作り替える」という概念は新鮮であり、かつ、鳥居の注連縄のことを考えるとなるほどとも思える。諏訪地方の御柱の経験からいうと、信仰とは作って終わりでなく、刷新・更新していくものだということがわかる一冊。男鹿へ行く道にドでかいナマハゲが2体立っているが、(2007年製)これは人形道祖神ではないのでまぎらわしい。作り替えもしてないのだろう。

2023/05/07

感想・レビューをもっと見る