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アニメ映画 ジョゼと虎と魚たち (角川つばさ文庫)

アニメ映画 ジョゼと虎と魚たち (角川つばさ文庫)

アニメ映画 ジョゼと虎と魚たち (角川つばさ文庫)

作家
田辺聖子
百瀬しのぶ
あきづきりょう
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-12-15
ISBN
9784046320339
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「アニメ映画 ジョゼと虎と魚たち (角川つばさ文庫)」のおすすめレビュー

映画『ジョゼと虎と魚たち』12月25日公開! 田辺聖子の珠玉のラブストーリーがアニメーションでよみがえる

12月25日に公開される映画『ジョゼと虎と魚たち』。 田辺聖子が描く恋愛小説の金字塔として、かつて実写映画化もされた物語が、アニメーション映画になって登場する。 主演声優は、中川大志と清原果耶。 恋をすること、未来に踏み出すこと…… 青春の痛みときらめきを描き切る傑作小説は、どのような形でスクリーンに現れるのだろうか。

 恋愛小説の名手・田辺聖子がその真髄を発揮して“完全無欠な幸福”を描いた名短編が、現代の大阪を舞台とした新たな物語へ生まれ変わった。

 恋の喜びもきらめきも痛みも──すべてが詰まった珠玉のラブストーリーだ。

 古びた一軒家で祖母と暮らす車椅子使用者のジョゼは、ある晩、楽しみである散歩の途中で坂道を転げ落ちそうになり、あわやのところを恒夫に助けられる。勤労学生の恒夫に、ジョゼの祖母は「孫娘の相手をしてほしい」というアルバイトを提案。口が悪くて辛らつなジョゼと、そんなジョゼに反発を感じる恒夫だが……。

 やわらかな大阪ことばを駆使して、男女の機微やユーモアを軽やかに綴り、数多くの恋愛小説をものした“浪速のサガン”こと田辺聖子。1984年に…

2020/12/22

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「手を伸ばさなければ、求めていることすら伝わらない」映画『ジョゼと虎と魚たち』に著名人から絶賛の声!

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 12月25日に公開されるアニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』。先んじて映画を観た著名人から、多くのコメントが寄せられている。その一部をご紹介!

アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』 公開:2020年12月25日(金) 原作:田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』 監督:タムラコータロー 脚本:桑村さや香 出演:中川大志、清原果耶、宮本侑芽、興津和幸、Lynn

■赤星憲広(野球解説者) 「『夢を描く、夢を語る』その美しさと儚さを思い知る。普段目にしている光景や、そこから生まれる感情を当たり前だと思ってはならない。鑑賞後その奥深さと温かさに心を動かされました。」

■朝霧カフカ(漫画原作者/小説家) 「目に見える何もかもが素晴らしい。風景、光…

2020/12/26

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映画『ジョゼと虎と魚たち』主演声優・中川大志×清原果耶「互いにぶつかるシーンでは徹底的にやりました」

12月25日に公開される映画『ジョゼと虎と魚たち』。 田辺聖子が描く恋愛小説の金字塔として、かつて実写映画化もされた物語が、アニメーション映画になって登場する。 主演声優は、中川大志と清原果耶。 恋をすること、未来に踏み出すこと…… 青春の痛みときらめきを描き切る傑作小説は、どのような形でスクリーンに現れるのだろうか。

 生まれつき足が不自由で、車椅子がないと外出もままならないジョゼ。海と魚が好きで、海洋生物学を学ぶ大学生の恒夫。古い一軒家で祖母と暮らし、他者とほとんどふれあうことなく生きてきたジョゼは、恒夫との出会いを機に、外の世界へ踏み出そうとする。初めての海、初めての図書館通い、初めてのデート。やがて二人の心は近づき、恋に落ちていく……。

 恒夫を演じた中川大志さんと、ジョゼを演じた清原果耶さんは、共に若手俳優として折り紙つきの実力派だ。声でキャラクターの感情を表現すること、役を通して感じとったこと、実写の演技とのちがいと気づきなどをうかがった。

――ご自身の演じたキャラクターについての印象と、感じたところを教えてください。

中川:恒夫はすごく自…

2020/12/25

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アニメ映画 ジョゼと虎と魚たち (角川つばさ文庫) / 感想・レビュー

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なななお

高校に入った息子の朝読用に。なかなか本が読めない人なので、既にアニメ映画で鑑賞済みなら、取っ付きやすいかな…と思い購入。私も読んでみて、原作が田辺聖子とは知らず、今回はジュニア版を読んだので、次は原作を読もうと思います。ジョゼの傍若無人ぶりに最初は辟易しますが、何も出来なかった、いや、させてもらえなかったジョゼが恒夫との出会いで、道頓堀のグリコの看板のように「今にも走り出しそう」なほど変化していく心情描写がいいです。

2021/04/17

かっぱ

足が不自由で車椅子生活を送る女性と夢のためにバイトに明け暮れる青年の物語。おそらく原作の一節から膨らませたであろう物語は令和版ジョゼと呼んでいい。人は閉塞感を抱えながら生きている。本作ではそれを夢を追いかけることとして描かれている。自分のやりたいことと自分の立ち位置。そのギャップ。こんな時代だからこそ繋がることの大切さが読者の励みになってほしい。原作の重苦しい痛みを伴う物語を好きな人がいることはわかっていても、今この時代に前向きで爽やかな読み口のジョゼが描かれたことはとても勇気の出ることだと感じた

2021/01/05

素晴らしい。でも、何が素晴らしいのか、この本は易しいようで優しくない面がある。 ジョゼは不幸をもたらしたのだろうか。それは違う。彼女と出逢った時から、恒夫たちは、今まで経験していない感動を覚えていく。特に主人公の恒夫にとって、ジョゼは新たな翼となる。 この本は映画を観て読んでも、映画だけでは拾いきれないシーンを描写していて、痛く感動させられる。この物語は、夢から遠ざかる私を挑発するようで、そこに惚れ込んだ。 その挑発。優しくなさ。ジョゼは普通の女の子だ。それがどれだけ美しいことか。ただ感動の拍手を。

2023/01/14

麗月

職場にて。田辺聖子の同名小説を下敷きにしたアニメ映画のノベライズ。原作のモヤモヤした、男と女の二人だけの関係が、周辺に同世代の友人を配した事で人物描写に深みが出て、爽やかな青春ものに生まれ変わった。

2021/07/09

あおば

可愛くて綺麗な物語だったー! アニメ映画の広告よく見るからちょっと読みたいなあと思って借りてみたんだけど、原作も読みたい。映画も見たい。 スキューバダイビングは出来ないから、水族館で魚見たいな。

2021/05/04

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