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短歌ください 海の家でオセロ篇

短歌ください 海の家でオセロ篇

短歌ください 海の家でオセロ篇

作家
穂村弘
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-02-02
ISBN
9784046820440
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連載15年!プロ歌人を輩出し続ける『短歌ください 海の家でオセロ篇』出版記念イベントレポート

 歌人・穂村弘さんが、読者から投稿された短歌を選んで講評する「短歌ください」は、『ダ・ヴィンチ』が誇る長寿連載。連載開始から15年経った今も、毎月1500~2000首の投稿が寄せられている。そんな人気連載の書籍化第5弾となる『短歌ください 海の家でオセロ篇』(穂村弘/KADOKAWA)が2023年2月2日に発売。  その発売を記念して、2月26日に歌人たちのトークイベントが開催された。穂村弘さんに加え、岡野大嗣さん、木下龍也さん、鈴木晴香さんの3名がゲストとして出演。「短歌ください」の歴史で数多の採用数を誇り、現在プロ歌人として第一線で活躍している歌人同士で、「短歌ください」の収録歌や、歌人としてのキャリアなどを巡るトークを繰り広げた。本稿では、その前半パートをレポートする。

 まずは「短歌ください」の収録歌の中から、ゲスト同士がお互いの好きな歌を紹介。

■岡野大嗣さん選歌

「永遠に補修をされることがないビート板には誰かの歯形」(木下龍也さん) 「できたての畳に醤油を垂らしたら成田空港の匂いになった」(鈴木晴香さん) 岡野:木下さんの歌は、自分…

2023/3/29

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穂村弘『短歌ください 海の家でオセロ篇』新刊発売!2/26(日)にオンラインイベントも開催決定

『ダ・ヴィンチ』で10年以上にわたり連載されている、歌人・穂村弘さんの「短歌ください」。その書籍化第5弾となる『短歌ください 海の家でオセロ篇』(穂村弘/KADOKAWA)が2月2日(木)に発売される。

 「短歌ください」は、読者投稿の短歌から、穂村さんがこれはと思った歌を選んで紹介するというもの。十数年にわたって続く連載ながら今も投稿数が増え続け、千数百もの歌が毎月投稿されているという。

気がつくと、連載開始からいつの間にか十数年が経っていました。こんなに続くとは思っていなかったので驚いています。その間に、震災、新型コロナウイルス禍、戦争などさまざまなことがありました。収録歌の総数が二千首を超える「短歌ください」シリーズには、日本語を使う人々の心の記録という意味合いが生じてきたようにも感じます。(『短歌ください 海の家でオセロ篇』穂村弘さんのあとがきより)

 また、十数年にわたる歴史の中で、本コーナーの投稿者からプロ歌人となった人も少なくない。

彼らの活躍のおかげもあって、さらに投稿数が増え、全体のレベルが高くなっています。でも、そのハードル…

2023/2/2

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短歌ください 海の家でオセロ篇 / 感想・レビュー

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佐島楓

【サイン本】東所沢のダ・ヴィンチストアに遊びに行ったときに買った穂村さんのサイン入りの本。「短歌ください」自体は人気がある連載でずいぶん長く続いている。それだけ簡単に(いや簡単じゃないけど)自己表現ができる文芸だということ。今作で気づいたのは自分の実体験をもとに歌をつくっているかたが多いのかなという事実。もちろん肌に触れるような実感がないとなかなか歌にまで昇華できず、そこに驚異も生まれないというのはあると思う。頭のなかでつくるか、事実を描写するか。両者のバランスがそろってはじめてプロになれるのかな。

2023/04/26

水色系

テーマをもとに短歌が出てくる出てくる。投稿してみたいが載るのはだいぶハイレベルなのだろう。日常にアンテナ張って過ごしてみようか。特に好き→君は手の銀貨を天然水に変えその水はすぐ人間になる(P25)/まいだけのお母さんだった昨日まで憎たらしいから赤と呼ばせて(P31)/新品の本の匂いにくるまれて昔話をもう一度読む(P103)/ハンバーガー噛みちぎるたびハンバーガー見てしまうのはキスに似ていて(P148)/ベルが鳴る顔見合わせて人間に近いほうが出てゆく(P224)

2023/12/29

ひめありす@灯れ松明の火

なんだか最近短歌とか俳句とか詩とかそういう短い物に心惹かれる日々。文字数って等価交換出来ないよね。

2023/03/16

十二月の雀

いやはや、レベルが高い。どれも本当に素晴らしい作品ばかりだが、今回特にビビッと来たのは、『月光も眠れないのか月光も好きなひととかいたりするのか』(石井大智・19)という一首。超クールだと思う。VARYCOOLだと思う。何故こんなに格好いいと思うのだろう。月光を擬人化してるからかな。月光に恋バナを問い掛ける目線にシビれた。月じゃなくて月光というところがなんとも。これが日光だと全然違う歌になる。そうか、月光も眠れないのか…。好きなひとを想うとき、月を見上げる青年の姿が浮かぶ。

2023/04/13

たっきー

「ダ・ヴィンチ」で連載されている「短歌ください」(読者の投稿した短歌に著者がコメントする)をまとめたもの。第5弾。いろいろな想像ができる歌がたくさん。面白い。

2023/04/22

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