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信仰と医学 聖地ルルドをめぐる省察 (角川選書)

信仰と医学 聖地ルルドをめぐる省察 (角川選書)

信仰と医学 聖地ルルドをめぐる省察 (角川選書)

作家
帚木蓬生
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-11-24
ISBN
9784047036086
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あらすじ

カトリック信者の聖地フランス・ルルド。毎年500万人が訪れ、その洞窟から湧き出る水を飲むと病気が治癒すると言われた彼の地を、作家であり現役精神科医でもある著者が実際に取材。科学では説明がつかない不思議な現象をどう受け入れるべきなのか。聖母マリアの出現以来、160年の歴史を振り返り、過去の治癒事例から徹底検証する。ルルド体験を通じて信仰と医学の関係性を多角的に論じる、世界に類を見ない貴重な一冊。

信仰と医学 聖地ルルドをめぐる省察 (角川選書) / 感想・レビュー

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ArenasR

ルルドといえば昔「世界のミステリー」的な本で読んだりしたなと思うけれど、出現の具体的な様子(当時の記録に拠った)などは初めて読んだ気がする。そしてやはり、そういうお年頃の少女一人にしか見えていなかったことなどから、どうしても幻覚・幻視方面を疑ってしまうし、治癒例が女性の方が多いことからも、プラセボ効果を考えてしまう。しかし、ルルドでの科学的に検証する姿勢が真摯で信頼したいものであるであるのは確かだし、また、人間の信仰の力、精神と肉体(病気)との関連など、治癒事例から科学的に引き出せるものも多そうに思う。

2018/12/25

鳩さぶれ

ルルドで沐浴したら重い病気が治った、等の「奇跡」を、「ルルド医学検証所」の専門家が医学的に厳密に検証し、本当に医学的に説明のできない治癒かどうかを判定する取り組みが今も続いていることは驚きで、現役の精神科医でもある著者の解説が光っている。「科学」と「信仰」は、全く交わらないものではなく、ルルドはまさにその交差点上にあり、お互いを照らしあう存在であることに気づかせてくれた。人間のやさしさに包まれる場所としてのルルド。10年前の訪問で実感したがまた行きたくなった。

2019/01/19

まちこ

引用の範囲が不明確な点が多少読みにくいが平易な文章。感情を抑えて進行し、最後に爆発する。「ルルドとは一体何だろう」それこそが書きたかったのではないか。そしてその強調は私の読後感とも一致する。「まさしくルルドによって、人間の精神は、社会的な結びつきと共感、病気を含めたあらゆる苦悩の軽減を、骨の髄まで味わい、健康を取り戻すと言える。そのとき、これがプラセボ効果なのか奇跡なのかという問いは、全くの愚問と化す」後にノーベル賞を受賞するカレルによる奇跡の目撃談には鳥肌が立った。

2019/02/12

雪野

いったことはないが、いけばきっと「巡礼」の熱気に圧倒され、なにやらその気になりそう。ルルドに「医学検証所」があることで、信仰とみなされるのだと...で、ないとカルトになりかねない。個人的には「宗教」は信じない(自然神は別もの) ラストの「ルルド160年にあたる」は不要。あたかも「超現象」に誘導するかのように読める。

2019/02/05

peace land

ベルナデッタのことに多くのページを割いているところが箒木氏らしいと思った。大変な作業だったろう。500万人の人が訪れて、治る人は70人認定というが、巡礼に行った人の話では、松葉杖や車いすが置き去りになっているそうだ。治る力直す力は神から来るのか、何世紀にわたって誠実に対応している人たちが素晴らしい。

2019/01/12

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