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僕たちの居場所論 (角川新書)

僕たちの居場所論 (角川新書)

僕たちの居場所論 (角川新書)

作家
内田樹
平川克美
名越康文
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-05-10
ISBN
9784047317536
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僕たちの居場所論 (角川新書) / 感想・レビュー

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佐島楓

なんというか、癒されたし赦された気がした。それぞれ私塾をお持ちで、不思議な方々だなあと思う。私が男性だったらこの方々のような五十、六十代になりたいと思っていたのかもしれない。

2016/08/07

おさむ

最近「居場所づくり」という言葉が人口に膾炙してきた。個性豊かなお三方がそんなテーマについて放談しています。デノテーションとコノテーション、暴力性を制御するのが技術と知恵、知性の焦燥、グローバル化が無煙の世界だからこそ自分たちで結縁の場をつくる、異界への出入り口は本と人、…話はどんどん脱線していくのですが、それがなんとも面白い。

2016/09/09

Nobuko Hashimoto

座談会を収録したもの。著者3名は古くからの知り合いなので、内輪話が多く、話題もどんどん枝分かれするのだが、それだけに勢いがあり、忌憚のない意見が噴出して面白い。著者らのファンには特にそうだろう。3名とも大学や私塾で教えているのだが、教育の主体は教える側ではなく教わる方にあり、教える側は学びのトリガーを与えるだけというスタンス。だからこそ著者らの周りには多くの人が集まり、長く関わろうとするのだろう。後半、グローバル化と嫌韓や反ユダヤ主義やヘイトスピーチとの連関に関する考察部分も興味深い。

2016/07/25

ノクターン

とあるご縁で読みました。ゆるい対談と思いきや世界情勢や現代の日本、哲学、こころ、言葉まで幅広い(本当に幅広い)知識とユーモアで語られる。シメの自由に生きれば生きるほど縁は紡がれる、に深く共感。 読み進めるのに小説とはまったく異なる脳みそが必要で、自分は虚像を愛しすぎたと反省。ある出来事について表面からもっと何階層も深く考えられる、そういふものに私もなりたい。

2019/02/19

トルコなど一部イスラム圏には、昼食後に皆で外に出て、裏返したバケツに座って「知的無駄話」を楽しむ「ラーハ」という慣習があるらしい。宗教とは違うが、読書会もそんな文化になる可能性は十分あると思う。知らない人とも「知的無駄話」ができる環境は、いいアイディアを生みそう▼「言葉の定義」にこだわるネットの議論。齟齬や被論破を恐れる生真面目さには共感できなくもないが、それでは異文化の人との対話は無理だろうな…

2018/05/31

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