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むすぶと本。 『嵐が丘』を継ぐ者 (ファミ通文庫)

むすぶと本。 『嵐が丘』を継ぐ者 (ファミ通文庫)

むすぶと本。 『嵐が丘』を継ぐ者 (ファミ通文庫)

作家
野村美月
竹岡美穂
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-11-30
ISBN
9784047364264
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むすぶと本。 『嵐が丘』を継ぐ者 (ファミ通文庫) / 感想・レビュー

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よっち

本の声が聞こえる少年・榎木むすぶが、学園のアトリエを訪れると泣いていた妖精。むすぶは悠人先輩から妹が本に罹患しているのではという深刻な相談をされる第二弾。万引される本たちの悲しみ、サッカー部・赤星に言い寄られ困るハナちゃん、悠人先輩の妹・蛍が抱える複雑な想い、赤星がひた隠すコンプレックス、そして夜長姫との出会いのエピソード。人の心の機微には疎いけれど、辛い思いをしている本や人のことを放っておけなくて、だからこそむすぶはみんなに愛されるんですよね。夜長姫の嫉妬も可愛いけど、ハナちゃんとの今後も気になります。

2020/11/27

かんけー

読了♪本に恋する榎木むすぶの日常系ビブリアファンタジーの第二弾(^.^)「小僧の神様」は神様に会いたかった」しおちゃんと小僧くんの思いが純粋で良いですね~(⌒‐⌒)今問題の本◯盗を題材に、いじめと義理との狭間で苦悩するしおちゃんの心理描写が的確でニンマリ♪相変わらず悠人先輩のブラックさが抜きん出ていて可笑しい(^_^;)夜長姫の怨念wも相変わらずで可愛い過ぎる~♪各オムニバスの章末夜長姫のモノローグが楽しく可愛い♪「ハナちゃんのことが好きで好きでたまらなかった優しい本の姉妹たち」ハナちゃんとは妻科さん→

2020/12/05

まるぼろ

さて今巻、放課後にむすぶが古書店で見つけた「さらわれて売られてきた」本と、かつて売られていた書店の子の「シオちゃん」に纏わるお話から始まる五編のお話です。今巻もとても面白かったです。印象に残ったのはやはりというか蛍が中心の姫倉家のお話と赤星先輩と妻科さんのお話でした。それにしても真貴さんも波乱万丈な人生を送っていますね…、そんな母親との違いに、いい話ながらも苦悩する蛍と特殊な部類の人と悟っている悠人先輩の対比が面白かったです…w 赤星先輩の話については…、これまたむすぶもかなり特殊な部類に入るんだなと→

2020/12/08

ゆなほし

シリーズ2作目。むすぶが学園のアトリエを訪れると、妖精のような少女が泣いていて…。今巻も、むすぶが本の声を元にさまざまな事件を解決していくが、1番気になっていた彼の恋人本「夜長姫」との出会いについてのお話が収録されているのが嬉しい。まだまだ全ては語られておらず、非常に続きが楽しみだ。「嵐が丘」という本は初めて知ったのだが、とても情熱的なお話のようで、そちらも機会があれば読んでみたい。相変わらずむすぶと夜長姫のいちゃいちゃシーンはむず痒くなるくらいだが、嫉妬深い夜長姫が可愛いので許す!

2021/01/04

わたー

★★★★★万引き退治に、恋愛に、夜長姫との出会い。連作短編形式で語られる物語は、やはりどのエピソードも至極の出来。なまじ本たちの声を聞けるせいか、生身の人間の機微に疎いむすぶ君に対し、自分に振り向かせようと宣戦布告するハナちゃんがなんともいじらしくて好き。ただ、そのムーブは負けヒロイン一直線なので、今後のシリーズで巻き返して欲しいかな。

2020/12/02

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