分光器 伊図透作品集 (ビームコミックス)
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分光器 伊図透作品集 (ビームコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
コロナ禍で描かれた伊図透作品集。そもそも分断は、伊図透の作品に共通して登場するモチーフだ。青春譜から復讐譚、イマジネーションが炸裂するSFだろうが、そこには世界を分ける線が引かれ、壁が立ち塞がっている。その線に、壁に、苛立ち、戸惑い、諦め、挑む人々が、時に飄々と、時に熱く描かれている。伊図の漫画には、未来を、異世界を舞台にしていようが、そこに懐かしさが存在している。それは忘れてしまった何かを、伊図が描いているからだ。だから甘さだけではなく、痛みもある。(つづく)
2022/02/20
Ex libris 毒餃子
鉄道とモノローグの濃さが作者の魅力。
2022/03/02
Tenouji
現代的な弱さというものを、こういう視点で、こういう切り取り方をするんだと、感心して読んだ。
2022/05/05
h1_tz
かなりすごい 今年読んだ漫画のなかで一番よかった
2023/01/16
ReiOdaira
箱型丸目が一番好きかな。
2022/11/01
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