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雑草物語

雑草物語

雑草物語

作家
大島弓子
出版社
KADOKAWA
発売日
1999-11-01
ISBN
9784048531382
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雑草物語 / 感想・レビュー

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ダリヤ

満ち足りていた生活が、大金によって2人の溝を深めていく。甘えてしまえば楽なことにかわりはないけれど、お金ではうめられない満ち足りるということを彼はわかっていたし、彼女も遣い果たすことでまた新たな気持ちで満ち足りる生活へともどってきた。さらりとしているけれど、とても深い深いお話だった。

2015/12/18

新地学@児童書病発動中

大島弓子さんの短編集。なんと短編小説が収録されている。「近未来オリンピック」。対人恐怖症の男の子がひょんなことから、オリンピックに出場するお話。ほろ苦い味わいが大島さんらしさ全開。プロットのひねりも決まっている。表題作は、イワニワという奇妙な名前を持つ女の子が、2500億円を相続するお話。お金にまつわるドロドロした話を出てこなくて、ノンシャランと物語が展開していくところが良かった。

2013/01/02

おおた

大島先生の物語で最後に購入したのはこれかも。グー猫から後はわたしには遠い人で、やっぱり物語を読みたいんだよなー。ほぼフルカラーで600円という訳の分からない値段なので新刊でまだあるなら黙って買うべき。大島先生のインタビューや写真が掲載されているのもファンとしてはうれしい。

2017/07/25

宇宙猫

★★★ 突然、莫大な遺産をもらって舞い上がっちゃう素朴でちょっとボーっとした女の子の話。ゆるーい空気が大島さんっぽい。

2020/05/29

菊蔵

久しぶりに大島さんの漫画を読んだ。スッキリと迷いのない、繊細かつ力強い線が描き出すのは人間の本質を抉り出すような物語。私にとって山岸涼子さんもそうなのですが、続きを読むのが恐ろしいような気がしつつも、魅せられた様にページを繰る手が止まらない。大島さんの感性は綿菓子のように繊細で、でも、子供が読むにはかなりビターかもしれない。唯一無二の漫画家さんだと改めて思いました。

2012/10/28

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