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肉体派

肉体派

肉体派

作家
甘糟りり子
出版社
角川書店
発売日
2005-10-29
ISBN
9784048736381
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肉体派 / 感想・レビュー

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ミカママ

甘糟さんの文章は、努力しなくてもフツフツと心に沁み込んでくるのはなぜだろう。やっぱり、女性を知り尽くした彼女だからか、それとも同じ時代を生きた作家さんだからか。マックストレーニングで身体を鍛えて、そして去っていった女性たちは、いったい何がしたかったんだろう、何を手に入れたかったんだろう。読み終えたあとまで、読者に想像の余地を残しましたね。万年ダイエットの不肖ワタクシめにも、いろいろ耳の痛いお話しでした。

2016/06/04

みっくす

高級スポーツクラブに通い肉体改造をする人たち。引き締まった身体を手に入れ、それと引き換えにいろんなものを失った彼女たちの姿が哀しい、、所詮自己満足なのだけど、やっぱりそんな自分でいたいのだよね。引き締まった身体にこだわり続け、努力を続けている彼女たちを見習わないといけないですね。個人的には、ぽっちゃり系女子がダイエットに目覚める「体脂肪率」が良かったです。いろいろと勉強になったし、一時的ですが筋トレモチベが上がりました。気に入ると思う〜と読友さんにおすすめしていただきましたが、好きな作品でした♪

2016/06/11

青蓮

<マックストレーニング>というジムを舞台にした短編小説集。肉体改造の為に激しいトレーニングと厳しい食事制限をする人達。本書ラストを飾る「筋肉という名の宗教」というタイトルがこの本の本質を言い表しているように思えます。筋トレもダイエットも結局それを行う人の自己満足。周りはそれほど他者の体型は見てないし、気にしてない。しかしそれでも肉体改造に突き進む…1度始めたら辞められない…まさに「筋肉という名の宗教」だ。

2015/06/22

Kazitu

スポーツジムに肉体改善に勤しむ人たちの短編集。それぞれの思惑があり、楽しめた。筋トレだけではなく、食事制限などもやりつつ、体を絞れる描写にライ◯ザップじゃないかとほくそ笑んでしまった。なんか筋トレしたくなってきた。いやするべきだな。😁

2023/08/24

ペルー

読友さんの感想を見て、読んでみようと思いました。私にとって短編集は時々読みにくいことがあるのですが、これは読みやすかった。面白かった。どのお話もピリッとしていて、気持ちが引き締まりますね。そしてすべて、ハッピーエンディング(ですよね?)。自分の体は自分しか大事に出来ないですものね。私は時々、この本を読んだ方がいいかもしれない(笑)

2016/09/05

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