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斬首刀

斬首刀

斬首刀

作家
宮ノ川顕
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2011-12-01
ISBN
9784048742177
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斬首刀 / 感想・レビュー

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nyanco

アメリカ帰りの風子が農業体験をしているあたりの話はそれなりに面白かったんだけど、水戸天狗党の亡霊と、アメリカ軍の原爆・・・あまり無茶ぶり・・・ おまけに後半はグダグダだし・・・ 『化身』は、良かったんだけどね~ 市立図書館になくて、他の図書館から取り寄せまでしてもらったのに・・・ あまりにもう~~~んでした。

2012/04/01

中途半端。ホラーでもなく心の裡をつくわけでもなし。犬、刀etcモチーフが活かされていない。小四郎への試練でさえ必要性が見えない。尊王攘夷と日米の不平等な地位を重ねて…っていう意図はわかる。だけど余計なものが多すぎてまとまりがない。キャラも薄く風子に雷太にさえ感情を抱けない。場面展開の配分も失敗かな。「前書き」が長すぎで中身が少なく、ラストはバッタバッタ。山場をもっと前に持ってきて丁寧な描写があらばもう少しなんとかなったのでは?あまりお上手ではないですね。しかし『化身』は皆さん絶賛のようなので読んでみたい。

2012/02/14

ろっか

天狗と戦争をつなげるための前置きが長くて、斜め読みでした。原爆、黄泉の岩戸、刀、モグラとあちこち話が飛んで、広くて浅くてつまらない。もっと絞って突き詰めてほしい。宮ノ川さんの「化身」は好きなんだけどな。ただ、風子の言葉に共感。「誰もが被害者であり、誰もが加害者だというような、つまり分かったような気持ちにだけはなりたくない。」

2013/02/20

Le Petit Prince

これまでの作品とは違った存在感がある作品にはなっているのだが、ちょっとしたミステリ要素が邪魔したかなーと。この作家の魅力は丁寧な文章で描かれた”人間”だと思うし、ホラ大受賞者といえど、やっぱり純文の作家だと思っているので、もっと内面的なところを中心に物語を展開させてほしかったなーと。次の作品は是非書きたいものを書いてほしいです。なんてことを生意気にもw

2012/01/18

むつぞー

水戸天狗党の怨霊と終戦間際の米軍不時着した飛行機に積まれていた原爆と道具立ては面白いものがあるのだけど、なんか違う感じという気分が残ります。 求めていたのは別にホラーではないのだけど、もっとホラーな部分が強くても良かったのではないかな?とも思う。

2012/01/04

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