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YOSHIKI/佳樹

YOSHIKI/佳樹

YOSHIKI/佳樹

作家
小松成美
出版社
角川グループパブリッシング
発売日
2009-05-25
ISBN
9784048836876
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YOSHIKI/佳樹 / 感想・レビュー

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のっち♬

生い立ちからX JAPAN再結成に至るまでの彼の人生。hideの死を冒頭に配置した構成はテーマが「絶望からの帰還」にあることを匂わせるが、濃密なのはTAIJI解雇までの前半。常識にとらわれない反骨精神に満ちた生き方の根源がロックへの傾倒と共に綴られ、その貪欲な向上心や勉強意欲、行動力に驚かされる。自らの無知を知ってもここまでは中々出来ない。詩的な表現が飛び交う陶酔と美化が際立った文面だが、関係者どころか本人の言及とすら矛盾が見られるのはいかがなものか。特に後半は『衝撃のノンフィクション』の真逆のような印象

2020/11/22

きさらぎ

金スマを観て興味を持った。ほぼこの本に沿った内容だったのね。YOSHIKI目線のXについて書かれてるので、TOSHIの洗脳騒動についてはまったく触れていない。そのためなぜ解散し、なぜTOSHIから(再結成の)アプローチがあったかは描かれていない。それについてはTOSHIの洗脳本をどうぞ。 私は音楽シーンでのXのことはほとんど知らないのだけど、ライブでしょっちゅう意識を失ってるみたいで心配。命を削りながら全身全霊でドラムを叩いてるんですね。でも私はピアノを弾いてるYOSHIKIさんの方が好き。

2018/04/15

澤水月

映画観て評伝出てる面全員の本読む。自分がギター持ち演奏追っかけマネジャーしてたのが85〜97頃とX節目に重なっており他の面の本も皆昭和のバンドマンと実感。たけしTVの頃インディーと知らず時系列混乱を整理。カレー伝説は実話…。版権など経済観念、バラエティOK、インディーでインパクト重視…金爆の着目され始め認めんとVファン騒いだの鶴の一声で黙らせたが経歴見れば嫌う訳ない。トシ脱洗脳会見直前刊行でそこはぼかされ後半書けないこと多そう。小泉に好まれ天皇奉祝でヒデ痛手から復活。生死欲動双方含む引き裂かれた人と思う

2017/03/26

じーにあす

題名通り、YOSHIKI本人の半生が綴られる。特異なバンドだと思う。日本のロックの頂点に立った絶頂期、全米進出の挫折、TOSHIの洗脳と脱退、X JAPAN解散、HIDEの突然の死、そして再始動。この後にはTAIJIも亡くなっている。YOSHIKIの意思の強さや行動力は凄まじいものがあるし、何でも自分達でやってきた背景には既存の壁をブチ破り自分達の音楽を世に送り出すと言う明確な夢があったのだろう。だが、妥協を許さない彼の完璧主義が後に絶望的な運命を誘う。栄光と挫折、まるでジェットコースターの様な半生。

2021/07/28

真香@ゆるゆるペース

図書館本。HIDE→Toshlと読んできたので、当然ながらリーダーの彼の本も。HIDEが亡くなった時の話から始まり、YOSHIKIの半生、素顔、Xの誕生・解散・再結成の経緯など、これまで知らなかった話がたくさん出て来て、どんどん引き込まれていった。YOSHIKIは天才が更に努力するとこうなるという見本のような、月並みだけど本当にすごい方。極めてノンフィクションに近い小説といった感じで、これはこれですごく面白かったのだけど、欲を言わせて頂くならば、やはりYOSHIKI本人が書いたものを読んでみたかったかも…

2018/09/19

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