GUNSLINGER GIRL(15) with Libretto!II (電撃コミックス)
GUNSLINGER GIRL(15) with Libretto!II (電撃コミックス)
- 作家
- 出版社
- アスキー・メディアワークス
- 発売日
- 2012-12-15
- ISBN
- 9784048910743
ジャンル
GUNSLINGER GIRL(15) with Libretto!II (電撃コミックス) / 感想・レビュー
ソラ
ついに終わったかーっと。ガンスリンガーガールらしい終わり方じゃなかったかなと思う。最後のスペランツァのあたりがどういう意味なのか分からなかったからまた最初から読まないとなー
2012/12/18
クライン
生きた時間は短くとも、抱えた運命の重さは一体何人分のものかという、過酷な少女たちの、そして共に生きた大人達の物語が終わりました。いつも背景にあった戦いは決して宇宙戦争や未来の物語ではなく、今こうしている間にも私たちに見えない処で起きている、起きつつあるもので、それがこの物語に独特の重厚感をもたらしていたのかも知れません。最後に「希望」が繋がれていく様を読み終えて、思わず目頭が熱くなりました。善くあろうとすること、生きることの意味を描いて本当に秀逸な佳品でした。生きている彼らに、光あれ。
2012/12/15
ゼロ
読んだあとに残るものは脱力感と僅かばかりの希望。出発の時点から破滅の道を歩んでいた。記憶のない少女と記憶しかない大人。みんながみんな、過去を見て、今を生き、未来を求めていなかった。その時の幸せがあれば良い。だって終わりへと生きていたのだから。中途半端に生かすことはせず、躊躇いもなく死んでいくのは良かった。救いも希望もないエンディングかと思い、蓋を開けてみるとそこには希望しかなかった。見ることを閉ざしていた未来があった。次の世代に繋がるものが確実にあり、彼女らの戦いは無駄ではなかった。冊子も可愛く最高だ。
2012/12/28
イーダ
大きな戦いが終った後のお片づけ的な感じになってますが、生き残った者の無力感や虚無感を感じざるを得ません。 ジョゼたちを見たフェルミやヒルシャーたちを見たマルコーは何を想うのか・・・ 生き残った義体にも戦いで死んでいった義体よりある意味残酷な道しか残されていないんですね。リコはそれでも笑顔で過ごしていったんでしょうか。 最後にロベルタに託された希望・・・これはヒルシャーの大いなるワガママでもあり、賭けでもあったんでしょう。ロベルタがそれを紡いでいってくれて良かった。
2013/06/05
フロリゲン
もっと残酷で救いのない終わり方をすると思っていたが、意外に希望に満ちた終わり方をしてくれておどろきでした。 ジョゼ・エッタ、トリエラ・ヒルシャー組は最後が幸せだったのかわからないが、その存在を糧に希望を未来に繋げていく存在がスペランツァだと考えれば納得がいきます。 これほどの群像劇を見事に描ききった相田先生に脱帽です、10年間もの間お疲れ様でした、ありがとうございました。
2012/12/23
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