KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)

君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)

君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)

作家
佐野徹夜
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-02-25
ISBN
9784048926751
amazonで購入する Kindle版を購入する

「君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)」のおすすめレビュー

「君は死んだとき、最後に何を思った?」――若者から圧倒的支持!『この世界に i をこめて』の魅力

『この世界に i をこめて』 (佐野徹夜/KADOKAWA)

 新人作家・佐野徹夜の勢いが止まらない。第23回電撃小説大賞で〈大賞〉を受賞したデビュー作『君は月夜に光り輝く』(佐野徹夜/KADOKAWA)は、30万部を突破する大ヒットを記録した。続く本作『この世界に i をこめて』も、既に10万部を超えているという。若者から圧倒的支持を受けるこの2作に共通するのは、“愛する人の死”だ。

To:吉野 君は死んだとき、最後に何を思った? 何を感じた? 僕は、それが知りたい  主人公の染井浩平は、半年前に死んだ女友達・吉野紫苑のアドレスにメールを送り続けている。だが、それは当然、彼女には届かない。彼女のアドレスは、家族によって既に削除されているからだ。染井は、まるでそれが並行世界の彼女とつながっているかのように、今日もメールを打つ。つまるところ、彼は彼女の死を受け入れられていないのだ。

「私さ」 「小説で世界を変えたいよ」

 染井と吉野――ふたりの共通点は、“小説を書くこと”だった。中学1年生のとき、染井は文芸部の部室で吉野と出会い、彼女が書いた小説に衝…

2018/11/17

全文を読む

「私、余命ゼロなんだ」永野芽郁&北村匠海W主演映画『君は月夜に光り輝く』―死が生きることを教えてくれる感涙必至のラブストーリー

『君は月夜に光り輝く』(佐野徹夜/KADOKAWA)

「選考に関わったすべての人の心をしめつけた」「圧倒的感動作」として続々重版している話題の小説『君は月夜に光り輝く』(KADOKAWA)。第23回電撃小説大賞の《大賞》を受賞した作家・佐野徹夜氏のデビュー作となった本作は映画化され、2019年3月15日(金)から上映がスタート。ドラマ『半分、青い。』や『3年A組』でヒロインを演じた永野芽郁と映画『君の膵臓をたべたい』で「第41回日本アカデミー賞新人俳優賞」を受賞した北村匠海という今注目の若手俳優がW主演を務める。

『君は月夜に光り輝く』は「死」があふれている。主人公の卓也は、好きな人も、肉親も亡くして、自分自身の「死」にも、常に近い場所にいる。よく「恋人が不治の病」という物語は見かけるが、本作は恋人だけではなく、様々な「死」が、主人公を取り巻いている。

 高校生の卓也は、「発光病」で入院しているクラスメイトの「渡良瀬まみず」のお見舞いに行くことに。長く入院生活を送っているまみずのことを、卓也はよく知らない。クラスの代表として渋々お見舞いに行ったの…

2017/8/22

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

「君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)」の関連記事

出会ったのは、原因不明の不治の病を患う少女――永野芽郁、北村匠海W主演「君は月夜に光り輝く」特報に感動の声

 佐野徹夜の小説を原作とした映画「君は月夜に光り輝く」の特報が公開された。映像にはダブル主演を務める永野芽郁と北村匠海(DISH//)も登場し、「特報の時点でめちゃくちゃ泣ける」「君月の映像が美しすぎた」と感動の声が相次いでいる。

 同作は、少年・岡田卓也と不治の病“発光病”を患った少女・渡良瀬まみずの出会いを描いた物語。まみずの病は月の光を浴びると体が淡く光るというもので、発症すると成人まで生きられないと言われていた。たまたま病室を訪ねた卓也は、まみずの“叶えられない願い”を聞いて彼女に協力しはじめる――。

 特報映像では、永野演じるまみずが北村演じる卓也に“代行依頼”をする場面からスタート。卓也は病院から出られないまみずの代わりに、まみずがやってみたいことを体験して感想を伝えることに。遊園地のシーンでは、まるで卓也とまみずが一緒にデートを楽しんでいるような映像も。ラストでは映画のタイトルと共に、夜空に浮かぶ満月が映し出された。

 特報を見た人からは、「2人が原作の雰囲気そのままで嬉しい」「公開が待ちきれなくなっちゃった」「大切な人と見に行きたい映画…

2018/12/17

全文を読む

「絶対映画館で泣く自信がある…」永野芽郁&北村匠海W主演で『君は月夜に光り輝く』実写映画化!

『君は月夜に光り輝く』(佐野徹夜/KADOKAWA) (C)2019「君は月夜に光り輝く」製作委員会

 佐野徹夜の小説『君は月夜に光り輝く』の実写映画化が決定した。ファンからは「あの感動小説が映画化とか観るしかないじゃん!」「絶対映画館で泣く自信がある…」と期待の声が続出している。

 佐野のデビュー作である同作は、日本最大級の小説公募新人賞「第23回電撃小説大賞」で大賞を受賞。審査員だけでなく多くの作家から絶賛され、2017年2月の発売以来“圧倒的な感動作”として幅広い世代に読まれているベストセラー小説だ。

 同作は大切な人の死を忘れられない高校生・岡田卓也と、不治の病にかかった余命わずかなクラスメイト・渡良瀬まみずの交流を描いたラブストーリー。なげやりに生きてる卓也のクラスには、まみずという「発光病」で入院している同級生がいた。月の光を浴びると体が淡く光り、死期が近づくとより強い光を放つ発光病。余命わずかなまみずに“死ぬまでに叶えたい願い”があると知り、卓也は手伝うことを約束する。この約束から、止まっていた卓也の時間がふたたび動き始めることに…。

2018/11/4

全文を読む

関連記事をもっと見る

君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

海猫

この本、刊行されてちょっとしてから購入したんだけれど、積読にしていて映画になるのを知って読んでみた。難病ものだったのか。ヒロインの喜怒哀楽がはっきりしてて可愛らしいので、かなり気持ちが入った。月の光を浴びると体が淡く光る、というのも儚げ。彼女の気持ちに応えるために、主人公の少年があれやこれやチャレンジせざるを得なくなる展開には可笑しみがある。終盤の畳み込みは定番とはいえ、センチメンタルに良く描けていて心打たれる。

2019/03/07

カメ吉

これは『きみの膵臓~』と同じ路線な作品でした。でも最期はこちらの方が自然でよかったです。 以前ならこういう話は読まなかったけど、読んでみたら良い作品も多くなかなかオジサンでもハマりますね。(;^_^A

2017/06/19

ウッディ

月光を浴びると身体が淡く光る「発光病」、そんな不治の病に侵されたクラスメイトの渡良瀬まみず。彼女の死ぬまでにやりたいことを代わってやってあげる約束をした僕は、彼女の無茶振りに応えていくうちに、どんな願いでも叶えてあげたくなる。「死ぬってどんな事か教えて欲しい」という無茶な願いまで叶えようとする僕の本気に、「私のいない未来の事を教えて」と言う彼女。セカチューやキミスイに通じる王道のラブストーリーでした。意外な展開はなかったけど、ストレートな内容ゆえに、真っ直ぐに心に響くのかもしれない。

2018/02/03

菅原孝標女@ナイスありがとうございます

王道の病気×恋愛ものだったし、キミスイを読んでる身としては……といろいろ思うところはあったものの、やっぱり最後はうるっときた。最愛の人を失うとしたら、自分はどうするんだろう、なんて考えたりもした。

2019/05/06

さばかん

う~ん面白かった。    これもある種の王道ストーリー。    お手本のような正道ストーリー。    これがデビュー作だって言うんだから評価せざるを得ない。    そりゃあ大賞もらいますわ。    これからこの著者がどのような道を辿っていくのか楽しみでもある。 ここが出発点。                                                                  ところでこれは本当にどうでもいいことだが、絵を見る限りDあるようには見えないが盛ったのだろうか。

2017/03/20

感想・レビューをもっと見る