この社会主義グルメがすごい!! (電撃コミックスEX)
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「この社会主義グルメがすごい!! (電撃コミックスEX)」のおすすめレビュー
「死んだおばあちゃん」「神々の食物」──コレら、料理の名前なんです!
『この社会主義グルメがすごい!!』(内田弘樹:原著、河内和泉:著/KADOKAWA)
かつて「ソヴィエト社会主義共和国連邦(ソ連)」という国が存在した。複数の共和国による連邦国家であったが、1991年に解体が宣言され、事実上崩壊している。アメリカと並んでいた超大国の崩壊はいやが上にも時代の流れを感じさせた。『この社会主義グルメがすごい!!』(内田弘樹:原著、河内和泉:著/KADOKAWA)は、現代に「ソ連」の生まれ変わりとして現れた少女「トロイカ」が、必死に社会主義の復興を目指すグルメコミックである。
主人公の大学生・村上真一は、自らをソ連の生まれ変わりというトロイカと出会う。街で社会主義を啓蒙するが誰も聞いてくれず、主人公に泣いて助けを求める。彼は食事を作るという条件でトロイカの同居を許し、トロイカは早速「社会主義グルメ」を作り始めた。その料理の名は──「死んだおばあちゃん」である。
名前の由来が「見た目が『死んだおばあちゃん』みたいに酷いから」というこの料理は、「ブラッドソーセージ」という「家畜の血が混ぜ込んであるソーセージ」をタマネギやセ…
2019/7/3
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この社会主義グルメがすごい!! (電撃コミックスEX) / 感想・レビュー
1959のコールマン
☆3。共産「趣味」本なので、期待して読んだがう~~~ん。期待しすぎたのか、それとも私が偏屈なのか?文章の部分が少なすぎだと思った。コミックの部分は同人とは比較にならないほどパワーアップしたが、具体的なレシピやうんちくの(文章)部分がその分割食って減ったのは痛い。次回出すとしたら、「いまさらですがソ連邦」のように文章増やして、しかももっと濃いネタを出してこないとダメだろう。それでもまあまあ楽しめたので少々加点。
2019/11/07
オザマチ
美味しくない料理も積極的に紹介。だけどちょっと食べてみたい。
2019/04/30
福餅
「可愛い」よりも「面白い」という感想が先にくる、社会主義と料理ネタ満載の擬人化コメディ。社会主義の再興を目指す『トロイカ(ソ連)』が家主の大学生『村上 真一』に魅力的?な料理やお菓子を振る舞い良い所をアピールするはずが『オッシー(東ドイツ)』と百面相しながらお互いの闇をディスりあうのほんと酷い(褒め言葉)。同人版はレシピがメインでしたが、商業版は全編描き下ろしの4コマの合間にレシピやコラムがありほぼ別物。社会主義という題材を上手く漫画に落とし込んで楽しく読ませてしまう作者さん達の手腕は流石です。お薦め。
2019/05/07
蛇の婿
実は三か月くらい前に既に読み終わっていました。5月の頭から同僚退社による時間帯ワープと医療ミスによる時間喪失と世間一般のお盆休み夏休み…出世もしていないのに給料が月十万増えたからな。わーいうれしくないなー。私は働くより休んで本読んでいたいです。どうでもいいのだけれど東ドイツのコンパスはわかるんだけれど長い袖については何か理由があるのかしら。非常に楽しく読了。
2019/09/09
キャベ
ソ連や東ドイツを擬人化して、冷戦時代の東側の国で食べられていた料理を紹介する‥というトンデモな本。面白かった! 冷戦中の東側は、西側に比べて経済的にしんどいので、手に入る食材で栄養価の高い料理を作る傾向があるんですね(味は保証しない)。 「死んだおばあちゃん」が料理の名前。面白い。東側の国は自虐的なネーミングが多いなー。 ロシアのチョコは、ぜひ食べてみたいです。イオンに売ってないかなー。
2019/11/27
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