KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

作家
マララ・ユスフザイ
クリスティーナ・ラム
金原瑞人
西田佳子
出版社
学研プラス
発売日
2013-12-03
ISBN
9784054058460
amazonで購入する

わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

三代目 びあだいまおう

史上最年少のノーベル平和賞受賞者マララ、彼女の美しい顔と受賞理由はきっと多くの方々はご存知かと。本書は彼女の手記。当たり前に暮らしている私達の平和や日常が彼女達には手の届かない『夢』❗過去や歴史の話じゃない、今私達が生きている現在の話であり身近な国の現実。高層ビルに飛行機がぶつかった映像は今も記憶に新しい。目の前で大切な人が無惨に殺され自爆テロで多くの犠牲者が出る故郷をそれでも愛し『全ての女性に教育の機会を』と訴える。マララは普通の少女、私達の周りにいる普通の少女!彼女の勇気と行動に神のご加護あれ‼️🙇

2019/01/16

風眠

2012年10月9日、タリバン政権が支配するパキスタン・スワート渓谷。15歳のマララは下校途中のスクールバスで頭を撃たれた。勉強したいと言っていただけの少女を見せしめに殺すっていう発想、タリバンってバカなの?暴力よりも支配よりも「教育」というものを畏れたタリバン。一命を取りとめ、国連本部で行ったマララのスピーチは「ありがとう」の言葉でいっぱいだ。非暴力による抗議活動で、これほど威力のある言葉があるだろうか。性差による差別、教育、治安、子どもや女性を取り巻く現実。10代の女の子から沢山のことを教えられた。

2015/02/18

Kawai Hideki

驚きとショックと自分の無知に打ちのめされる一方、少女の勇気と聡明さと情熱に圧倒され続けた。タリバンに撃たれたマララが、事件の背景、当日、事件後の出来事や心境を当事者目線で解説。美しい山並みに囲まれ平和に生活していたスワート渓谷のパシュトゥン人の歴史から振り返り、パキスタン建国の悪影響、ソ連へのジハードをけしかけるCIA、タリバン到来後の生活の暗転、などがつまびらかにされる。アメリカの作った算数の教科書が「ソ連の異教徒10人のうち5人を殺したら残りは何人?」とか。タリバン以前にもひどい話は枚挙に暇が無い。

2014/05/30

小梅

マララが銃撃されたのは報道で知っていましたが、それまでの経緯や彼女は普通の10代の女の子である事が改めて理解できました。頭部をどんな風に銃弾が入り、どんな治療が行われたのかが良く解りました。彼女が国のトップになれる日が来たら、どんなに素晴らしいでしょう。応援しています。

2015/08/21

ちえ

2001年の9.11同時多発テロは衝撃的でしっかり記憶しています。その後もアフガニスタンやタリバンのニュースを見聞きすることはたくさんありました。それでも、私はぼんやりとしたイメージしか持っていませんでした。どこか遠い場所で起きていることだという意識があったのだと思います。この本を読んで、自分がいかに世界を知らないかを思い知らされました。一人の女の子の親しみやすい筆致から、パキスタンでの暮らしがリアルに伝わってきました。中でも、教育の大切さは一番強いメッセージとして伝わってきました。

2016/01/03

感想・レビューをもっと見る