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宮本伊織

宮本伊織

宮本伊織

作家
大塚卓嗣
出版社
学研プラス
発売日
2014-10-28
ISBN
9784054061507
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宮本伊織 / 感想・レビュー

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如水

宮本伊織。剣豪宮本武蔵の養子です。なんちゃって2世では無く、この人は凄い。何が凄かったか?は話を読めば分かります?話は武蔵がいきなり伊織を養子にする所から。伊織自体武士では無いのに教えて貰ったのは申楽(能見たいなモノ)のみ。そしていきなり『鬼孫』事、小笠原忠政の小姓扱いに。教養も何も知らない伊織は2世と言うだけで嫉妬力半端無い権力社会に放り込まれ如何にして大成するか?と言う所ですが、話の伏線は至る所で回収され(例:何故鬼孫の小姓に放り込まれたか?)フィクションを上手く歴史上に絡まさせた一品です?

2018/07/25

mushoku2006

主人公の宮本伊織は余りに素晴らしい人物に描かれて過ぎていて、 これはどうか?とも思いますが、 荒木又右衛門との対決シーンは、 読み応えが合って面白かったです。 また、養父の宮本武蔵のキャラ設定が秀逸です。 無頼を装いながら実はソツがない、 私は完全無欠の伊織よりもこういう人の方が好きだな。

2015/01/06

サケ太

ーー宮本武蔵とは何者か?ある日突然、叔父である武蔵の養子として、小笠原家の小性として仕えることになった、宮本伊織。教えられたのは、仕舞のみ。剣術も、武士としての礼儀作法も知らず、武家社会に放り込まれた伊織の奮闘。伊織を通して見えてくる宮本武蔵。素直過ぎる伊織と、暗躍する武蔵。様々な事件、出来事を通して描かれていく様々な人物たちのキャラクターがとても良い。楽しかった!荒木又右衛門との対決も面白かった。

2015/06/13

ぶーにゃん@積ん読本解消中

剣豪宮本武蔵の甥というだけで百姓の暮らしをしていた伊織を養子にし能の舞をひとさし伝授して放置する最初の場面にインパクトがありました。武士になるのになぜ舞?舞ができると高禄で大名に召し抱えられてその素質を温かく見守る主人と姫に支えられて出遅れて武士としての修行に精進していく様子がよかった。武蔵の舞に武芸の全てが凝縮されていくことがわかっていく過程と江戸幕府初期の大名への政策に対して家老として政治を切り盛りする伊織の姿は武芸により政治に参画せんとして挫折した武蔵を満足させたであろうか?

2014/12/07

Kg3rd

ひょんなことで宮本伊織なる人物のことが気になったので読んでみた。宮本武蔵に見出され、理不尽な無茶振りをされるも、それに応え、成長していく伊織のサクセスストーリー。爽やかに読める歴史小説でした。

2018/04/14

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