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林静一美人画集

林静一美人画集

林静一美人画集

作家
林静一
出版社
学研プラス
発売日
2015-08-18
ISBN
9784054063211
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林静一美人画集 / 感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

かつての角川文庫の寺山修司本の表紙、ロッテの飴『小梅ちゃん』、銘菓『萩の月』のパッケージでお馴染み林静一の美人画を一冊の画集に(古希を迎えたそうだ)。浮世絵や日本画の伝統とも繋がっている画風の為か、今見ても古びておらず、この和風美人のオンパレードを心底素敵だなぁと眺める。似た様な顔立ちに見えて微妙に違ったり、時に素晴らしくエロチックだったり。淫靡に見えるものにも、美人画ゆえの何とも言えぬ清潔感がある。『小梅ちゃん』ストーリーも全て収録。寺山文庫の表紙も登場。今の表紙より良い。角川戻すべし。

2015/11/02

lonesome

寺山修司の角川文庫の表紙や小梅ちゃんで馴染みのある林静一さん。こんなにも着物にこだわっていて綺麗に表現されてるとは知らなかった。長い間作品を描いていて、70年代の作品とそれ以降の作品で作風が変わっていってるのかなと思ったけれど、そういうことではなくてたくさんの描き方があるんだなと感動する。それから、清楚な感じの女性やあどけない少女の絵もさることながら、色気のある女の人の絵が素晴らしく、対談にある無防備なリアルの女性が横顔に表れるという言葉に大いに納得した。

2016/02/26

ヒロミ

祝・古希。大判サイズで余すところなく林静一さんの横顔美人を堪能できる。小梅ちゃんの初恋絵草紙が収録されているのもうれしいです。ちょっとアングラっぽい香りの漂う絵も好み。ご使用されている画材やソフトも知りたかったなあ。

2015/11/21

アズル

こちらを読んでいたら、「ph4.5 グッピーは死なない」や「紅犯花」を読み返したくなりました。林静一さんの美人画は見ていると、なんだか切ない気持ちになります。憂いを帯びた横顔だからでしょうか。

2016/10/17

ひまりこ

こういう絵が描きたい、と思って真似しても描けないし、あたらそっくしに描けたとしても、そっくしの時点でそれは絵描きでさえないし、誰も林静一になれる訳もなく。憧れたまま随分遠くに来ちゃったな、とため息つきつつ幾らでも眺めていられる。 線一本でさえ、この洗練。 清楚さとエロチックさが自然に同居。 ちなみに他の画集で見たエロさエグめのラフスケッチもグッと来たもんです。あれ、何に載ってたんだっけかなー、探してみよう……

2019/02/22

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