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ぐうたら人間学

ぐうたら人間学

ぐうたら人間学

作家
遠藤周作
出版社
講談社
発売日
1972-10-01
ISBN
9784061126244
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ぐうたら人間学 / 感想・レビュー

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Midori Nozawa

眠れぬままに飛ばし読みで読みました。秀吉の晩年の異常さ、遠藤氏はどちらかというと織田が好きだと言う。鉄砲を取り入れるなどの進取の気性がいいと。織田、秀吉、明智光秀、などの関係がまだはっきり整理できない私です。夫は歴史好きなので、説明してくれます。遠藤周作のこの本は肩がこらない。知らず知らずに引き込まれて歴史や遠藤氏と親しい作家たちとつながっていく。こういうよい作家が今もいるのだろうか?

2019/06/30

くろうさ

少し時間がかかりました。ユーモアに富み、冗談や、時には出鱈目までも交えた、人間味溢れる本です。批判を恐れず、遠藤周作氏の言葉をお借りして言えば、「下品な冗談」が多いです。そこに、不思議な魅力を感じます。本当に、下品な冗談が多いです、先生。沈黙等の重いテーマの作品から先に読んだので、遠藤周作氏のイメージが(良い意味で)大きく変わりました。これからいろいろな本を読む上で、この本から教わったことを踏まえて、正面からだけでなく、角度を変えた見方も出来るようになれればいいなと思います。大いに学ばせて頂きました。

2020/02/20

Midori Nozawa

再読中です。「うつ病」という項を読みました。友人北杜夫に相談すると初老性うつ病だとの診断。死の誘惑が突然襲ってくるこの病気に半信半疑。妻は全然意に介しない。遠藤周作は「沈黙」などの作品と対照的に軽いエッセーもたくさん読んだ。ユーモアや下ネタも少しあって、肩の力を抜いて読むことができた。交友関係も楽しく、私の若いころの愛読書は、遠藤周作、北杜夫、なだいなだといった方々の本だった。遠藤作品をこれから少しずつ思い出して整理したいと思う。

薬袋砂名

ちょっとずつ読んでやっと読めました笑 母親に遠藤周作面白いよと言われ読み始めましたが、印象がなんか違って驚きました。非常に下品(褒め言葉)なユーモアに溢れており、堅苦しくなくそれでいて軽くもない面白い作品ではないかと思います。ちょっとした暇つぶしに読んだり、疲れてる時に読むと良いかもです笑 小説の方も読んでみたいと思います。

2015/06/13

ず〜

奥付に記してある「定価290円」に時代を感じる。そして驚くべきおちゃらけっぷり。堅苦しい小説を書いたあとはこういう類の文章を書いてバランスをとっているそう。「沈黙」は偶然の出会いによって生まれた作品らしい。わたしは大学で沈黙を読む授業をとったことがあるだけに、感慨深かった。

2018/10/06

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