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セカイ系とは何か (星海社文庫)

セカイ系とは何か (星海社文庫)

セカイ系とは何か (星海社文庫)

作家
前島 賢
西島大介
出版社
講談社
発売日
2014-04-11
ISBN
9784061389687
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セカイ系とは何か (星海社文庫) / 感想・レビュー

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シタン

結局エヴァなのか、エヴァーなのかよ!いや、エヴァンゼリン・ミッターマイヤーのことじゃなくて。一人語りの激しいエヴァっぽい作品というぷるにえによるいにしえの定義を起点としてセカイ系を論ずる自意識の書。『最終兵器彼女』『イリヤ』『ほしのこえ』を筆頭に様々な作品を参照する。セカイ系という言葉には疎くとも、90年代後半〜ゼロ年代に思春期を過ごした人なら多少なりとも影響を受けているはず。あの空気感から自由になることは難しい。個人的には、自分がなぜある特定の物語やキャラを好きになるかという謎が解けて目から鱗が落ちた。

2020/09/16

霜月ざら

「セカイ系」という言葉が元々は「エヴァっぽい」を意味していたとは知らなかった。『新世紀エヴァンゲリオン』がその後のオタク文化にどれほどの影響を与えたのかよくわかる。意識したことはなかったが「セカイ系」の代表的な(美少女ゲームは除く)作品は大体知っていたのでいつの間にか影響されていたことに気付いた。これからのオタク文化がどこに向かっていくのかにも注目したい。

2014/05/03

空箱零士

ポストエヴァへの揶揄から引きこもり主義批判へと議論が変遷し、その後の作品群への言及までをまとめた評論。よくもまああやふやに意味が広い概念をまとめたなあという印象。セカイ系が往々にして「(キミと)ボクとセカイ」な作品であるのはそもそも「自己言及」的な意味合いを含んでいるから、という主張には説得力がある。しかし「メタフィクション」との違いが気になるところではある。自分たちの立ち位置は往々に思考されることで、それは必然的に自分たちの行いへの言及となる。それのオタク的な動きがセカイ系だったのかなあというのが所感。

2014/06/01

鳩羽

セカイ系という言葉は、君と僕の小さな関係性が世界の命運に直結するような、社会の設定が存在しない作品群〜のように説明されている。けれど最初に使われていたときはどういう意味だったのかということを、エヴァの後の作品などから捉えなおしていく。自己言及性という点から見れば、自分を何かの登場人物やキャラクターのように見ることに私達は慣れている。そんな自分を揶揄して突き放してみることもあれば、決断主義めいて選択しなければと自分を鼓舞することもある。セカイ系は終わったのではなく、デフォルト設定になったように思える。

2014/05/26

かみしの

原義から始まり東浩紀を経て宇野常寛に至るまでのセカイ系という言葉をめぐる歴史を、さっと概観してくれている。セカイ系って何?という人にとっては、とてもよい導入になると思う。セカイ系は、一般的には「僕と君の関係が、社会を挟まずに世界の存亡に直結する物語」だけど、正直あまりぴんとこない。それだったらエヴァンゲリオンの25、6話みたいな作品と言ってくれた方がすっきりする。そうか、自分語りだとか容易に「世界が~」とかいっちゃう青さをセカイ系っていうのか。構造としてとらえるからややこしくなる。そもそも「エヴァっぽい」

2014/08/06

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