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ランボー怒りの改新 (星海社FICTIONS)

ランボー怒りの改新 (星海社FICTIONS)

ランボー怒りの改新 (星海社FICTIONS)

作家
前野ひろみち
KAKUTO
出版社
星海社
発売日
2016-08-11
ISBN
9784061399464
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ランボー怒りの改新 (星海社FICTIONS) / 感想・レビュー

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nobby

訳あって手に取ったキーワードは“奈良”♬モ〇ミーさんをほとんど読んでないので、どれほど似てるかは分からないけれど…短篇4つ軽快に味わえて面白かった!中学生や浪人生の多感でアホで熱くて淡い何気ない思い出話を微笑ましく読ませる。そこに共通して登場の恋焦がれる佐伯さんの神々しき存在が上手い!その一方で、「ランボー怒りの改新」のタイトルのままにベトナム戦争と大化の改新の融合なんてぶっ飛んだ設定で一気に読ませる表題作のインパクトがスゴ過ぎる!いろいろ日本史や現代史を思い起こさせ、誰もが知る偉人へと導く手腕はお見事!

2023/11/09

♪みどりpiyopiyo♪

可愛らしいお話をゆるゆると読み始めたら、あら、短編集だったのね♪ ■どれも安心して楽しめました。軽い洒落っ気と少しの神秘、何もかもが奈良の魔力に包まれて奇想にも妙な納得感がありました。佐伯さんが魅力的。■本編の味わいを深め虚実の彼方に放り出す解説。「あの作家なのか?夜は短いのか?」と思うにはちょっと勢いが弱い様な。ひょっとしたら全て 解説の仁木氏の手になるのか? あるいは夜が短いのは長脛君で、作者が作家になることに限界を感じて他の道を選んだ、という作中の弁が本命なのか?(初出 2012〜2016年)(→続

2017/09/28

スパシーバ@日日是決戦

A (2016年) 各短編の評価は以下の通り。「◎ ランボー怒りの改新/ナラビアン・ナイト/近鉄と満月」「〇 佐伯さんと男子たち1993」。著者の正体を巡り、社内の読み友仲間で4つの見解に分かれたいわく付きの書(1.新人 2.M見登美彦 3.M城目学 4.2人乃至3人のアンソロジー)。ブリーフの柄は水玉なのか? 夜は短いのか? 鹿は喋るのか?など興味は尽きない(小生は2番と予想)。大変オモチロく、ミステリアスな××女史の魅力にもメロメロ。昨年読んでいたら間違いなくNo.1に推していたであろう!

2017/01/11

みかん🍊

奈良を舞台にあほな純情中学生男子は鹿煎餅を持ち歩く美少女に恋をし、大化の改新にダンボーがランチャーをぶっ放し、アラビアンナイトには魔術で動物に変身させられ、作家を目指し生駒山に籠もって小説を書く浪人生と現実か夢か小説かの4編の短編集。夜が短い彼の方疑惑はあのエロいシーンは毛玉の方には書けないであろうから却下だが、もしや長脛くんは?「近鉄に乗ればどこへでも行ける。伊勢でも京都でも、満月でも」キーワード謎の美女佐伯さんで繋がっている。奈良を知る人には特に楽しめるランボーと大化の改新に詳しいともっと楽しめる。

2016/09/15

テクパパザンビア

面白かった。佐伯さんと男子達1993の『ごめん無理やわ』は経験済。京都>奈良、鹿せんべい、近鉄のローカル感に共感。中大兄皇子にランボー、スタローンが頭をよぎり奇想天外な展開に満足、次作も楽しみ。

2017/02/01

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