リズム (講談社青い鳥文庫)
リズム (講談社青い鳥文庫) / 感想・レビュー
bura
森絵都2冊目。デビュー作を読んでみる。児童文学であり、講談社児童文学新人賞受賞作品。主人公の中学一年生さゆきが従兄弟の真ちゃんに思いを寄せながら、戻らない過去への苛立ちと未来への葛藤と希望を描いた物語。とても素直な気持ちになれる世界であり、タイトルになっている「自分のリズムを大切にしろよ」というセリフは子供達にとって金言だと思う。そして「今は過去になり未来は今になる」という思いは生きている限りの命題であり、歳を重ねた自分にも突き刺さる。とてもビビッドな感性。なるほど森絵都はここから始まったのか。
2023/01/21
たか
女子中高生のバイブル的な本。『カラフル』の後に読んだので、やや物足らなく感じてしまった。C評価
2017/12/19
Fondsaule
★★★☆☆ 森絵都さん原石的な……
2021/05/27
かいちゃん
親に「お前は自分でなんでも勝手に決めて勝手にどこにでも行く」と言われながら、親に内緒で大学を決め、勝手に就職を決め、勝手に上京した僕。真ちゃんに共感するわ。
2016/12/26
こゆこゆ
昔好きだった本。私はさゆきのお姉ちゃんと同じで目的地を決めたらちゃんと行かないと気が済まないから、さゆきや真ちゃんみたいなコロコロ方向転換する事は許せなくて...でも2人はいつでもどこでも気ままに楽しそうに遊んでて羨ましくて悔しかったって気持ち、すごくわかる。そんなお姉ちゃん、ガリ勉だったのに高校で彼氏が出来た途端性格丸くなっちゃってちょっと笑った。あとは「リズムを大切にしろよ」ってさゆきに常々言ってた真ちゃん。自分の軸を持てってことだよね。大人になった今読んでも響く。忘れてたこと思い出させてくれる感じ。
2022/01/09
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