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演劇入門 (講談社現代新書)

演劇入門 (講談社現代新書)

演劇入門 (講談社現代新書)

作家
平田オリザ
出版社
講談社
発売日
1998-10-20
ISBN
9784061494220
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演劇入門 (講談社現代新書) / 感想・レビュー

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マエダ

様々な本を読むことを心がけてはいても、演劇はちょっとと無意識のレベルで遠ざけていた凡庸を恥じる。だがなんやかんやで辿り着くセンスと運。素晴らしい一冊であり読んでよかった。

2018/02/14

ホークス

良書。演劇でイデオロギーや主義主張を伝えられる時代は終わった。テーマを訴えるのではなく、感じたままに世界を表現すれば良いとの主張に共感した。戯曲に対する疑問にもよく答えてくれる。 観客に情報を伝えられる良い台詞は、登場人物間に情報量の格差が無ければ生まれない。素人演劇の台詞が説明的になるのは、この原理を知らない為。日本語は余所者や対等な相手と話すには不向きであり、我々の社会や気質と符号する。演出家は権力性を自覚すべきという話、一方的抑圧的な表現は無効だとの話に著者の人間観が現れている。

2018/11/10

Nobuko Hashimoto

オリザさんの他の著作におおいに感銘を受けて、教育手段としての演劇の可能性に関心を持つようになった。本書は戯曲の書き方の手ほどきから始まって、現代演劇の根本を考察するもの。そもそも、映画やドラマと、舞台劇の戯曲とでは、目指すものやつくりかたが全然違うことがわかった。でも、作り手の深い教養、知識、哲学から抽出されたものが作品に反映されて初めて作品世界に厚みや深みや「リアル」が生まれるのは、あらゆる表現に通じることだろうな。ああ、豊岡演劇祭でオリザさんの作品観たかったなあ! あっというまに売り切れでした😢

2020/08/29

たかやん

「あれ?普段どうしてたっけ??」台詞を話す人よりも、それを聞く役者さんの仕草が気になってしょうがない。先週末にオリザさんの舞台を初めて見に行った。外国語を学ぶことで「日本語の特徴」に気がつくのと同様に、小説だと「無意識の心の動き」、演劇だと「場の空気」や「何気ない仕草」など言語化しづらい部分が視覚化する。「演劇という実験の成功には、俳優の参加意識、実験の意味に対する理解度が不可欠の要素となる(p172)」とあるが、俳優に限らず読書でも実社会でも、あらゆることに参加意識は大事なことに思えます。

2018/01/30

有理数

演劇入門、特に演出に関わる道を歩む人たちへの入門書、ということになる。この本を手に取ったのは、インターネットで信頼している「小説」を書く人が「小説を書く人にも」と強くオススメされていたからで、確かに、これは演劇だけでなく、何らかの表現に興味があったり、実際に創作しているひとは、読む価値がある一冊と思いました。「美術館で『美術館はいいなあ』という台詞を言う登場人物は違和感」というようなわかりやすい事例を元に「リアルな台詞」の分析をする頁は目から鱗だった。面白い本です。

2019/03/12

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