読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

演劇入門 (講談社現代新書)

演劇入門 (講談社現代新書)

演劇入門 (講談社現代新書)

作家
平田オリザ
出版社
講談社
発売日
1998-10-20
ISBN
9784061494220
amazonで購入する Kindle版を購入する

あらすじ

若き天才が全て明かす「芝居作りの技術」。シェイクスピアはなぜ四世紀にわたって人気なのか? 日本で対話劇が成立しづらいのはなぜか? 戯曲の構造、演技・演出の方法を平易に解説する画期的演劇入門書! (講談社現代新書)

演劇入門 (講談社現代新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

マエダ

様々な本を読むことを心がけてはいても、演劇はちょっとと無意識のレベルで遠ざけていた凡庸を恥じる。だがなんやかんやで辿り着くセンスと運。素晴らしい一冊であり読んでよかった。

2018/02/14

ホークス

良書。演劇でイデオロギーや主義主張を伝えられる時代は終わった。テーマを訴えるのではなく、感じたままに世界を表現すれば良いとの主張に共感した。戯曲に対する疑問にもよく答えてくれる。 観客に情報を伝えられる良い台詞は、登場人物間に情報量の格差が無ければ生まれない。素人演劇の台詞が説明的になるのは、この原理を知らない為。日本語は余所者や対等な相手と話すには不向きであり、我々の社会や気質と符号する。演出家は権力性を自覚すべきという話、一方的抑圧的な表現は無効だとの話に著者の人間観が現れている。

2018/11/10

たかやん

「あれ?普段どうしてたっけ??」台詞を話す人よりも、それを聞く役者さんの仕草が気になってしょうがない。先週末にオリザさんの舞台を初めて見に行った。外国語を学ぶことで「日本語の特徴」に気がつくのと同様に、小説だと「無意識の心の動き」、演劇だと「場の空気」や「何気ない仕草」など言語化しづらい部分が視覚化する。「演劇という実験の成功には、俳優の参加意識、実験の意味に対する理解度が不可欠の要素となる(p172)」とあるが、俳優に限らず読書でも実社会でも、あらゆることに参加意識は大事なことに思えます。

2018/01/30

harass

初めて演劇(戯曲)作法の本を読む。演劇の歴史うんぬんとかそういうことを抜きにして、戯曲の書き方を具体的に語っている。演劇と他のジャンルの違いを意識できた。演劇での「リアルな台詞」と「説明的な台詞」の違いの原因を明確に説明してあるのは唸らせられた。非常に理論的な内容で変な精神論が出てこないのは、考えぬいた末の文章だと伺える。ただし個人的に最終章あたりの主張はどうかという気になったが。演劇にかかわらずクリエーター志望のものは必読。まあ実際に演劇を見るのが一番早いのだろうが、地方ではなかなか難しく悩ましい。

2014/04/08

有理数

演劇入門、特に演出に関わる道を歩む人たちへの入門書、ということになる。この本を手に取ったのは、インターネットで信頼している「小説」を書く人が「小説を書く人にも」と強くオススメされていたからで、確かに、これは演劇だけでなく、何らかの表現に興味があったり、実際に創作しているひとは、読む価値がある一冊と思いました。「美術館で『美術館はいいなあ』という台詞を言う登場人物は違和感」というようなわかりやすい事例を元に「リアルな台詞」の分析をする頁は目から鱗だった。面白い本です。

2019/03/12

感想・レビューをもっと見る