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動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

作家
東浩紀
出版社
講談社
発売日
2001-11-20
ISBN
9784061495753
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動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書) / 感想・レビュー

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mitei

いわゆるオタク論を扱った一冊。個人的にはYU-NOを扱ってるところが良かった。たしかにあれを超える作品はないと思ってる。

2011/04/27

猪子恭治

私は読書普及協会の会員で、本屋で偶然、「書店風雲録」という文庫本に反応した。手に取ると「はじめに」のはじめに「動物化するポストモダン」が快著だとの記述、これがネタ本かと思い新書コーナーへ行くと、あったので即、購入。イデオロギーが力を喪い、汎アメリカ一色と思われたら、結構、ボロが出ている。今、どこへ行くのか?その回答として「超平面性」にあり、必然的に多重人格者を生み出す社会は、大きな物語には、永遠に出会えない。その中で自己のアイデンティティを確立するためには、自己との対話、身体の声を聴くことに回帰するのでは

2010/11/30

かみぶくろ

非常に興味深く読んだ。大きな物語が失われたポストモダンにおいて人々がその場限りの小さな物語(巷には右も左もコンテンツだらけだ)で感動や涙を調達し、記号と戯れているのはその通りだろう。ただそこは15年前の論稿、現在のSNSの隆盛までは勘定に入ってない。ネットを通じた人々の巨大なうねり(みんなで同じ方を向いて同じことは言おう)は大きな物語の無理矢理な共同構築にも見えるし、どこか空虚な今の日本は共同幻想的な物語に餓えている。もうこれは社会以後の人間の本能だから、抗わずに適切な物語のデザインを目指した方が良い。

2016/04/16

ころこ

記憶している限りで4読目ですが、読む度に着眼点が変わり、その都度「その前はよく分かっていなかったな」という感想を持ちます。以下、箇条書きにして示します。①「おたく」が江戸文化との接続を強調する従来の説に対して、アメリカと戦後日本の関係から「オタク」を再定義する。これ自体が、社会をみない子供の「おたく」と、社会を語る新しい大人の「オタク」像との対立になっている。②シミュラークル論と大きな非物語論から、シミュラークル的表層とデータベース的深層モデルを提示し、作家の固有名が希薄になる二次創作の肯定的読み替えを行

2019/06/19

harass

オタク文化評論。2001年に書かれたものだが全然古びていない。個人的に疑問に感じていたアニメ・マンガなどの作品の受け入れられ方、二次創作やメタ化について、の理屈は的を射ているし、現状のオタク文化が変化したといっても、まだこの本の射程を飛び越えてはいないだろう。またこの著者の切り口や論点処理の仕方などは鮮やかで明快だ。取り上げるものはオタク文化なのだが正統的な文芸批評のスタイルではないかと思う。現代日本文化の基本書の一つ。

2014/05/30

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