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空海の思想について (講談社学術文庫)

空海の思想について (講談社学術文庫)

空海の思想について (講談社学術文庫)

作家
梅原猛
出版社
講談社
発売日
1980-01-08
ISBN
9784061584600
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空海の思想について (講談社学術文庫) / 感想・レビュー

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Shoji Kuwayama

哲学者が哲学的に書いた物だけに良く分からなかったというのが正直な感想。私にはまだ早かったのかとも思う。二度三度読んで、ようやく少し理解ができるのかも。そもそも奈良時代の人物が考えたことなんてどうして現世の人間が語れるのか。空海の著書を読み込んで、関連書籍を漁って、時代考証して、論理を組み立てて、空海の心情を復元したのかなぁ。難しい本だった。

2019/09/20

KAKAPO

「密教は、毘盧遮那→金剛薩埵→龍猛→龍智→金剛智→不空→恵果→空海と伝わった。龍猛は龍樹ともいい、大乗仏教の建設者とされる人であった。密教経典は、もっとも新たにつくられた偽典ということになる。金剛智が南インドから連れてきたのが不空であり、金剛智の死後、インドに戻り、龍智に会って密教を学んだ。」このように、空海は奇跡のような灌頂の連鎖を受け、帰国した空海は、由緒正しい密教を習得したと、大胆な解釈によって更に進化させた。

2018/10/29

D

再読。空海の魅力が端的に伝わってくる内容。仏教を使って、儒教・道教を論理に組み込み、密教を用いて仏教を体系化させていく。自分の内的な世界を使って、外部世界の現象を体系化させていく。とても魅力的な思想だ。

2014/03/11

D

空海の思想に迫る作品。密教=肯定に重きを置いているという説明に納得。いくつかの感想で空海の思想を人の可能性を信じていると書いたがそう感じた理由が梅原のいう「肯定」なのだとおもう。肯定することで人の可能性を包み込む。ポジティブな思想。

2013/12/14

fishdeleuze

わずか100ページほどの小著ながら、空海の人物、密教哲学、主要著作と幅広く網羅され、そのアプローチは深い。後半、主要三著作の解説は難解で、一読して理解するのは難しいけれども(深甚微妙とはよく言ったもの)、それでも、本書の白眉である密教とは肯定の思想(哲学)であるという主張は読んでいて元気がでる。「世界というものはすばらしい。それは無限の宝を宿している。無限の宝はお前自身の中にある。汝自身の中にある、世界の無限の宝を開拓せよ」

2012/12/11

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