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数学的思考 (講談社学術文庫)

数学的思考 (講談社学術文庫)

数学的思考 (講談社学術文庫)

作家
森毅
出版社
講談社
発売日
1991-07-05
ISBN
9784061589797
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数学的思考 (講談社学術文庫) / 感想・レビュー

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nbhd

いちばん感激したところは、「数える」という行為には<1つめ2つめ3つめ…という『時間的』な概念(序数)>と<ひとつ、ふたつ、みっつ…という『空間的』な概念(基数)>の両面がある、と解説されているところ。この週末で読み終えた森毅さんの<講談社学術文庫3部作>はどれも読みごたえがあって、すばらしかった。この本では「数学をやる人間は頭がおかしい」という迷信に対して「平均的にはみんな普通!」と反論したり(「数学についての7つの迷信」)、文章題にはリンゴではなく「タイルを使え!」と、独自の数学教育論を展開。オモロ。

2016/02/07

マーシー

古本屋でゲッツ。数学とは教育の一部でしかなく、教育は全ての教科が相互に関連しあって成り立つ全人的なものである。本当にそうだと思った。今の自身の境遇はなかなかチャンスなのかもしれない。そして教育は生活とともにあるということや歴史を知らなければ現在としての物事は見えずらくなることなどなるほどと思うことが多かった。曲解。

2017/05/28

おうつき

目当てにしていた内容とは少し違って、数学的な思考とは如何なるものかという部分にはあまりスポットが当たっていない。半世紀以上経っても、数学教育の問題点はまるで改善されていないのだな。

2019/03/15

猫丸

再読。著者30代の作だそうで、少々語り口が硬いが、所々に挟まれる軽口が面目躍如たるものがある。科学史の勘どころを捉える直観的把握力に優れている人だ。ユークリッドの原論は徹底して定性的であり、計量概念を含まないこと。ルネサンス期を通底する思潮に機械論があり、それは生産関係の変革によってもたらされたのではないかということ。などは、改めて指摘されて思い出した。後半は数学教育改革を語る。初等教育の割合主義批判には首肯できるが、割合を追放することはできないので、乗算の逆演算としての除算を止めるのが至当と思う。

2018/09/19

まつど@理工

冒頭で数学についての七つの迷信をとりあげ、そういった迷信がどのような歴史過程を経て生まれたのか数学史をギリシヤ時代にまで遡り読み解いていく。残りは森先生お得意の教育論が述べられる。数学徒や教師を目指す人は裳華房から出ている森毅『現代数学と数学教育』のほうが記述が深いのでそちらをみてくれればよい。P212「まずそれぞれの教科で、既成概念に囚われることのない現代化を考えてみることではなかろうか。そして、教科の名まえではなく、理念と本質を考えることによって、教育の全体構造が明らかになってくるように思う。

2014/05/12

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