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魔術から数学へ (講談社学術文庫)

魔術から数学へ (講談社学術文庫)

魔術から数学へ (講談社学術文庫)

作家
森毅
出版社
講談社
発売日
1991-11-05
ISBN
9784061589964
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魔術から数学へ (講談社学術文庫) / 感想・レビュー

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あーさん☆秋ですし、「積読本」を減らしたい!

目次を読んで固まる人もいれば面白そうと思う人も。タイトルが「計算のいらない数学入門」だったのに改題しちゃった本。

2018/01/09

nbhd

関西弁まじりの軽妙な語り口、読み物としても魅力的な数学本で、とくにデカルトパイセンの数学上の功績を知るのに最適。デカルトが発明した座標平面はそれまでの「石を数える数学(数論)」と「砂に描く数学(幾何)」を統一し、数学をモノの世界から完全に独立させた。しかも、それまでは「xは長さ」「xの2乗は面積」「3乗は立体」と”モノイメージとセット”で認識されていたのを、ただの「数量」として扱ったのもデカルトが初めて←ここが超重要。そんなパイセンは朝寝坊で有名。晩年、招待先のスウェーデン王女に早起きを強いられ死ぬ。

2016/02/06

またの名

「結局、それでもようわからん時代、つまらん結論だ」とルネサンス期の説明をシメたりして好みが分かれそうなざっくばらんな語りで眺める、数学史。数式を極力使わず哲学や神秘思想、科学の知識と歴史を多く召喚する作りは理数系でない読者にとても優しく、人物達のドラマと物理学的な事例を交えつつ示される微分方程式も適度に手抜きの紹介なのでそんなに肩肘張らなくても理解できる。水を1リットル飲めばきっちり1キロ体重が増えるという原理的な事実が現代人にだって受け入れ辛いのもそのはず、魔術的思考と数学は厳格に断絶していないと説く。

2017/01/08

テイネハイランド

著者は1928年生まれ。旧制高校出身の知識人の香りを色濃く残す人で、数学にそれほど関係がない著作も多数残していますが、やはり数学/科学関係の著作が面白いように思います。この本は、西欧の中世後半から近代の成立までの科学/数学史を扱っています。数式はほとんど出てこないので、肩の力を抜いて読めるエッセイですが、所々著者ならではの本質に迫る鋭い解釈が盛り込まれていて、頭のいい人は目の付け所が違うなあと感心します。一般人の目線で一から十まで丁寧に解説するわけではないので、所々著者の意図がわからないところもあります。

2016/12/26

ハジメ

ちょうど自分が気になっている時代の思想史から数学へとアプローチしていくのでとても面白く読めた。ときおり登場する数式に渋々眺めてなんとか理解する。かと思えば公式や法則を発見した偉人たちの半生はとても興味深く読書が楽しい。結局現在のアンバランスな知識で数学を牽引するカタチになったがしばらく森さんの本を追えばそのバランスもとれてくるだろうと大まかに予測して次の書籍を探します。

2012/11/06

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