KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

黙過の代償 (講談社ノベルス モH- 1)

黙過の代償 (講談社ノベルス モH- 1)

黙過の代償 (講談社ノベルス モH- 1)

作家
森山赳志
出版社
講談社
発売日
2005-12-01
ISBN
9784061824621
amazonで購入する

黙過の代償 (講談社ノベルス モH- 1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

色々甚平

日韓を舞台にしたサスペンス。娯楽性と社会性の両立を目指したようだ。たしかにお互いの要素が出てくるのだが、そのせいでどっちつかずで面白さが薄まっているようにも感じた。日韓というと舞台が広いようだが、お互いのキーマンのみが動き回るので影響としては国全体に出るのだろうが、話では数人が走り回ってるだけなので、そこまで緊張感も伝わらなかった。韓流ブームの最盛期くらいで発売されたので狙った感もあるのだが、日韓同時発売なので向こうの感想も見てみたいとは思う作品。

2015/08/14

アツシカ

うーむ。この手の作品は発売当時に読まないといけないのかな。どうにも実感がわかない。僕は知識も乏しいしその上実感が伴わないとなればこの作品の出来不出来を判断することさえ難しいわけで。こうなると結局自らの不明を恥じるしかない。無念なり

2018/01/21

閲覧室

瀕死の男に託された鍵を韓国大統領に届けるべく主人公が奮闘する話。日韓問題に触れつつ、韓国人の日本人観をマイルドに描写している。一介の大学生が危険をおしてまで依頼をこなそうとするに至る動機付けが弱く物語に入り込みづらかった。その他にも、果たして必要だったのかと思ってしまう後見人のエピソード、ハードボイルドと呼ぶには甘過ぎる登場人物達のキャラ造形、唐突に挿入される謎の思想etc…首を傾げたくなる点が多い。メフィスト賞らしくないメフィスト賞だったから点が辛いのだろうか。とても妙な読後感に困惑している。

2011/02/08

アレ

大学生と大統領・日本と韓国という異質なものが絡み合っていく話なのに、いきなり大学生と同じぐらいの軽いノリで大統領が出てきて戸惑った。日韓関係をよくしようというお題目にリアリスティックな力がこもっていない。社会と娯楽のバランスとか考えないで、思い切りどちらかに絞ればよかったのに。天皇の言葉なんかで総括されても知るかって感じ。

2010/08/17

semimixer

社会性と娯楽性の両立を目指したとのこと。個人的には作者の思想をやや不自然な流れでキャラクターに言わせてる気がした。あと韓国の人の名前を漢字表記するのなら登場人物紹介つくって読み方書いておいてくれるか、賞が変わるたびに読み仮名をつけるかして欲しいかな……。

2010/05/16

感想・レビューをもっと見る