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縛り首の塔の館 シャルル・ベルトランの事件簿 (講談社ノベルス)

縛り首の塔の館 シャルル・ベルトランの事件簿 (講談社ノベルス)

縛り首の塔の館 シャルル・ベルトランの事件簿 (講談社ノベルス)

作家
加賀美雅之
出版社
講談社
発売日
2011-03-08
ISBN
9784061827714
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縛り首の塔の館 シャルル・ベルトランの事件簿 (講談社ノベルス) / 感想・レビュー

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セウテス

【シャルル・ベルトラン シリーズ】第4弾短編集。海外黄金期の本格ミステリの雰囲気を楽しめるが、残念な事に本作が遺作となってしまった。あとがきに在るが、本作は怪奇冒険探偵小説と呼べる物語で、論理的な推理を目的とはしていないが時にはそれが良い。タイトルの「縛り首の塔の館」は心霊術、その他人狼に吸血鬼にと、人智を超えた怪異5作品である。楽しめるのは間違いないが、やはり時代は私の認識にも影響している様で、鑑識やらDNAやら頭の中で突っ込みを入れる自分が居る。このジャンルを書く作家さんも、少なくなると思うと寂しい。

2020/11/06

ちゃちゃ

うわあ,見取り図だ~。密室だよ。○○が動くなんて!巨大な○○!凄い!ありえないだろう!・・・と思いつつ,やっぱり大好きだ~。がんばれベルトラン!

2013/01/06

しろ

☆6 雰囲気から長編だと思ってたけど短編集。展開的に無駄がなくテンポよく読めた。そこらへんも含めて海外古典ミステリって感じ。本格らしいものを狙ってるのには好感が持てるし、これからもその路線で行ってほしい。でもまだまだ物足りない。本家(カー)よりも読みやすい分、トリックのずさんさが目立つ。ごまかしきれてない(笑)。表題作の事件の不可思議さが一番良かったかな。この人の長編、それか国内物を読んでみたいな。

2011/05/25

ホームズ

久々のベルトラン・シリーズ(笑)今回は短編集(笑)全体的に古いミステリの雰囲気が良かったですね(笑)挿絵も古臭い感じが出ていて好みでした(笑)物語としては犯人はかなり分かりやすいですし事件の展開もどこかで読んだことのある物がつなぎ合わされたような感じで読みやすいですね(笑)とりあえずこのシリーズはトリックがちゃんと図で乗っているのがうれしいですね~(笑)

2011/03/10

ジャム

追悼加賀美雅之。惜しくも遺作となってしまった本作は、おなじみパリの予審判事名探偵シャルル・ベルトランが数々の不可能犯罪に挑む黄金期本格ミステリを彷彿とさせる短編集!個人的には表題作の「縛り首の塔の館」が白眉で冒険小説的要素もあった「白魔の囁き」、吸血鬼の正体が意外な「吸血鬼の塔」も良かった。このような物理トリックを中心とする古き良き本格の書き手はあまりいなくなってしまったので、本当に惜しい人を亡くしたと思う。合掌。

2013/11/25

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