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妖星伝 7 魔道の巻 (講談社文庫 は 1-23)

妖星伝 7 魔道の巻 (講談社文庫 は 1-23)

妖星伝 7 魔道の巻 (講談社文庫 は 1-23)

作家
半村良
出版社
講談社
発売日
1995-03-01
ISBN
9784061859081
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妖星伝 7 魔道の巻 (講談社文庫 は 1-23) / 感想・レビュー

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gushwell

長い長い物語もとうとう終わりを迎えました。 最終巻は外道皇帝や鬼道衆とともに霊船で宇宙に旅立った日円と青円の対話が大半を占めます。 その内容が仏教思想を絡めながら人類の進化や宇宙の成り立ちその行末まで考察するという他に類を見ない難解な内容になっていて圧倒されます。 最後は外道皇帝が辿った同じ道を日円が歩み、輪廻転生を繰り返しながら人類の進化を見届ける内容で、作者の想像力の凄まじさを感じます。 圧巻の最終巻でした。今ではこの作品を読む人もほとんどいないと思いますが伝記SFの傑作中の傑作だと思います。

2023/07/16

訪問者

何十年前かに読み始めて、今回ついに最終巻までたどり着く事が出来た。空谷すなわちブラックホールが現れ、それが般若心経によって解き明かされる。そして外道皇帝が帰還し、日円は未来の地球に転生することとなり、恐るべき未来にたどり着く。まさに大傑作!

2022/10/23

santana01

何年も読まずに積んでおいた最終巻を不安を抱きながら、気まぐれで読み始めた。不安は見事に的中してしまった。本当にこの7巻は必要だったのだろうか。作者は自信を持って臨んだようなのだが、『産霊山秘録』の時にも感じた「優れた伝奇小説は未完」という定石は正しかったなということを再認識させられただけだった。仏教用語を用いながら宇宙の諸相を次々に見せることにどれほどの意味があるのか、全く理解できなかった。6巻まであれほど緻密に組み上げてられてきたものが崩壊したような…。結末もつまらぬSFに堕したとしか思えなかった。

2012/11/10

東森久利斗

ビッグバン*天地創造*進化論*E=mc2*色即是空*伝奇*魑魅魍魎*ディストピア*愛のコリーダ*カリギュラ*火の鳥*UFO*超常現象*∞(無限大)。果てることのない終わりなき煌びやかな宝石匣の如く妖美壮麗な夢物語。知と創造のオリンピック、玉手箱。まさに妖星=地球を象徴する摩訶不思議な混沌の世界。トライアスロンなみのエネルギーを消費しながら、何とか読了。ゲッソリ・・・。松本零士版コミックも必読!

2021/08/18

Tomegoro Matsumoto

第7巻は、どうしても作家が書きたかったんだろうな。 囲碁や将棋でいう、感想戦みたいな雰囲気?少し違うか。 第1巻から6巻まで、ものすごく楽しませてもらったので、礼儀として、真剣に読ませていただきました。

2017/08/25

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