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能の物語 (講談社文芸文庫)

能の物語 (講談社文芸文庫)

能の物語 (講談社文芸文庫)

作家
白洲正子
松本徹
出版社
講談社
発売日
1995-07-04
ISBN
9784061963290
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能の物語 (講談社文芸文庫) / 感想・レビュー

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九鳥

題の通り、能の筋を紹介した物語集で、これを書く人は白洲正子の他にいない、というような本。知っている話、歌舞伎で見た話もちらほら。立て続けに筋を追うと、能という芸能はフォーマットがほぼ一様であるのが分かる。著者の言う通り、これを読んで分かった気にならず実際の舞台に足を運ばないと、本当の魅力は味わえないのだろうな。けどこれはこれで舞台にはない情景描写などもあって楽しかった。「熊野」「舟弁慶」「二人静」あたりが見てみたい。

2009/06/02

出世八五郎

読み物としては面白くないかも知れないが、ガイドブックとしての価値があるのでしょう。解説にそうあるし。ただ、YOUTUBEで観るとまたさっぱり・・・知識を得る上では日本昔話のようで面白かった。歴史ドラマなどで武将を前に能が頻繁に舞われるのは、能に出てくるお侍さんの嘆きを観ることによる身を引き締める為にそれが使われたのか?単に娯楽催し物が少なかったからなのか、色々想像が飛ぶ。死を意識して日々を生きることの重要性を認識する為に能があったのか?興味深い。

2014/01/23

coco.

随筆家・白洲正子さんによる能の台本=謡曲の現代訳21編。ただの直訳な文章ではなく、物語として楽しんで読めるようにの配慮がなされており、丁寧で日本語の響きが美しい文章だった。何度か観劇したこともあるが、予備知識用にも読み返して楽しむにもこの本は推奨。構成も凝られていて「鵺」の次には、鵺を倒した「頼政」。平家主体の謡曲の次には、平家衰退後の源氏側の謡曲など頭に入りやすい。読む前に、奇しくも頼政の舞台の伏見と宇治に訪問したばかりだったので縁を感じた。他にも各地に点在する能にゆかりのある各地の寺社詣りをしたい。

2013/04/08

てっしー

実に良かったです。「井筒」「二人静」「敦盛」等の代表的な能の演目を21篇も、白洲氏の美しい文章で、物語として読むことができます。一話あたり約10頁ですが、無駄のない洗練された言葉で書かれており、物足りなさは感じません。当方、能に関する知識はゼロですが、それでも十分に楽しめました。史実や歌物語を題材にしているので、日本の歴史や文化のお勉強にもなります。実際の能も見てみたいです。

2012/07/26

たけはる

幽玄の美に終始うっとり。わかりやすく、しかも目前にその光景がうち広がるがごとく情緒たっぷりの文章で、惚れ惚れしました。「二人静」「敦盛」「桜川」が特に好き。本物の能も見たくなります。

2018/12/30

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