私の古寺巡礼 (講談社文芸文庫)
私の古寺巡礼 (講談社文芸文庫) / 感想・レビュー
零水亭
図書館で一気読み。昨年秋から読んでいた小学館「探訪 日本の古寺」全15巻に収録されていた随筆も、初読のものも、グイグイ引き寄せられました。
2023/05/28
九鳥
取っておきなので1ヶ月かけて大事に読んでいたのに読み終わってしまった。この人の書く文章は、水が体に沁み込むように、私の心に心地よく浸透する。行ったことのある東大寺や平等院、比叡山なども、あらためて別の魅力を感じさせ、読んでいるとまた行きたくなるし、行ったことのない室生寺や高山寺や、初めて名を聞いた寺なども、文章を読むだけでは飽き足らない気持ちになる。
2009/10/15
Pー
「近江の庭園」「熊野古道を歩く」や「奈良のお水取りの不思議」など13編を収録。日本の風土や文化を慈しむ心で旅した作者の巡礼紀行。巡礼とは・・・ただ歩けばいい、信仰心が無くったっていい、次のお寺を目指してただ歩く。目指すお寺に着いたら仏像の前で無心になって見つめる、そこにはいつの間にか手を合わせた自分の姿を見つけることが出来たならこれぞ誠の巡礼ではないだろうか・・・今年の目標の一つ「古寺巡礼の小さな旅」の指針が見つかったような読書だった。これで白洲さんの著書は2冊目、ひと休みしてから「かそけしもの」だ。
2019/01/27
Tenouji
大阪に帰る新幹線の中で読んだ。この中で紹介されている場所:滋賀の水口等、の多くが私の幼少期に関係する場所。興味深く読んだ。再び訪れる機会を設け、自分を深堀してみたいw。
2022/05/01
さきん
「自分の道は発見できたといえるかも知れません」昭和39年の「西国巡礼」の旅を第一歩に、「かくれ里」「十一面観音巡礼」等の清新な名著を著わした著者が、創作力旺盛な昭和50年前後に、若い人たちに向けて書いた「お水取りの不思議」「熊野の王子を歩く」「近江の庭園」等の13篇を収録。失われゆく日本の風土・文化を愛惜し日本人の自然観や信仰を共に考え歩む“私の”巡礼紀行。
2015/07/12
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- 出版社
- 左右社
- 発売日
- 2019-11-01
- ISBN
- 9784865282511