ロング・グッドバイ 寺山修司詩歌選 (講談社文芸文庫)
ロング・グッドバイ 寺山修司詩歌選 (講談社文芸文庫) / 感想・レビュー
佐島楓
詩、短歌、俳句、物語、散文詩を収録。どこかもの悲しく、惹かれるものがあった。永遠の孤独、少年。「私は、私自身の父になることで、せい一杯だったのである」に象徴される思い。解き明かしたくとも解き明かせぬパズルをもらった気分だった。
2011/09/07
みーまりぽん
最初期の作品から最晩年の絶筆・遺稿までと時間的にも、俳句・短歌・詩・散文詩など形式的にも、寺山修司の全体像がつかめるような作品集。 自分としては音楽的要素の絡んでる作品が好きだったかな。とっつきやすかった、というだけかもしれませんが。 そして、俳句や短歌にはあまり感じるところが、、 字余り多すぎで575や57577の縛りの意味がなくない?、とは思ったけど。。 音数制限こそが短歌や俳句の意味だと思うんだけど違うんだろうか。
2014/12/05
よし
寺山修二の詩、短歌、俳句、物語、散文詩を集めた本。詩の中には難解なものもありましたが、寺山さんの才能や複雑な人間性を感じさせます。「かくれんぼ」や「海には言えない」、「浪曲新宿お七」などの5篇の物語が気に入りました。
2016/04/12
りりり
詩がとにかく良かった。
2015/12/14
あくがれ
とても良かった。矢継ぎ早に紡ぎ出されるレトリックが幾重ものかさなりを作る。ただただ口ずさみたくなるようなリズムと、その向こうに見え隠れする幻想の故郷、幻想の人、幻想の恋。すごく良い。法医学・桜・暗黒・父・自瀆。
2013/07/08
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