なにもしてない
なにもしてない / 感想・レビュー
kenitirokikuti
図書館にて。1991年刊行の笙野頼子の第一単行本。文庫などではなく、当時のものなので、巻末の講談社文芸作品の広告ページに懐かしさを感じた。91年だと、私は講談社ノベルスなどの新本格ミステリ読みになっていたっけ。さて、表題作のおしまいのところに、文藝誌を読んだら大塚英志の純文学は売れないエッセイがあってムカっとするシーンがある。笙野は後々までルサンチマンを発するそれである。振り返ると、当時の大塚は角川お家騒動でいろいろある直前だなぁ。笙野はそっちの方には触れていない。単純に視界の外の出来事だったのかな。
2023/06/13
hirayama46
手の皮膚の具合が悪化したけれど、病院に行く気持ちになれない「私」の心境を淡々と語った表題作と、生まれ故郷であるイセ市のことを考えることから始まる「イセ市、ハルチ」を併録。いままでに読んだ笙野頼子作品の感覚では怒りや虚無感といった負のエネルギーを推進力にしている印象でしたが、本書はわりに落ち着いていました。まだ本にはなっていないもののいくつかの作品が雑誌掲載されたことからひとつの山を越えた状況だったのかもしれません。
2023/06/29
もっさん
手に湿疹ができてボロボロになるものの、面倒だったり、世間の目を気にして医者に行かず、どんどん酷い事になっていく女性の話。意味不明だった。読みにくい。母親ウザすぎ
2011/07/28
いくすけ
天勝と再会してびっくり
2009/04/28
yoiko
読んだというか読めなかった。この文体は強烈に読みにくい。三分の一強引に読み進めてみたがギブアップ。
2015/11/24
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