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平和の芽

平和の芽

平和の芽

作家
横山秀夫
出版社
講談社
発売日
1995-07-11
ISBN
9784062076906
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平和の芽 / 感想・レビュー

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カープ坊や

原爆の語り部 沼田鈴子さんの伝記的児童文学。 号泣しながらようやく読了。 波瀾万丈の人生から語り部として被爆体験を若者に伝えていく過程はページをめくる手が止まりませんでした。 被爆者 戦争体験者がどんどん減る中 右傾化 軍国化へと進みつつある日本。 同じ過ちを繰り返さないためにも 多くの子供達にも是非とも読んでもらいたい一冊。

2014/07/25

すんちゃん

仕事のために再読。何度読んでも辛い。でも、目を背けちゃいけない。もっと知らなきゃいけない。戦争も原爆も絶対ダメ。世界に目を向ければ、あちこちで争いごとが起こってて、本当に悲しいことだと思う。ご自身の被爆体験を修学旅行生に語り続けた、沼田鈴子さんのご冥福を心からお祈りいたします。

2016/06/03

apricot

横山さんが児童書を書いていたとは知らなかった。 広島の原発で左足を失ってしまった沼田鈴子さんの話。 結婚目前で左足を失い、生きる希望をなくしすさんだ生活を送っていたが、同じ場所で被爆したアオリギの木が新しい芽を出し懸命に生きる姿を見て立ち直り、戦争の悲惨さを伝えるために修学旅行生たちに自らの体験を語るようになる。 今年は戦後72年なので戦争を体験した方は日本の人口の2割程度。殆どの人が戦争を知らない。それだけ平和になったということなのだが、戦争の悲惨さを忘れないようにしなければならない。

2017/11/05

Hiroki

朝霞図書館 「年寄りになって良かった」と思えることの一つが、割合素直に(斜に構えることなく)物事を受け入れられるようになったこと。何気なしに図書館のHPを見ていたら、「えっ!」のタイトルと「うっ!」の著者、さらに「うっそぉ!」のジャンル。硬派・社会派のイメージしかない横山秀夫が児童書で平和・・・??ほほう・なるほど・へえぇと肯きながらの一気読みでありました。表層的な共産・社民の平和や反核じゃぁありまへん。人間の普遍的な強さがメインテーマです。いやぁ、めっけもん! 大当たりを引きました!

2023/11/03

ヒマヤラン

戦争の犠牲者の一人、沼田鈴子さんの物語。戦争以上にバカバカしいものはない。

2017/04/01

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