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ロスト・レイセン

ロスト・レイセン

ロスト・レイセン

作家
マーガレット・ミッチェル
デブラ・フリアー
Margaret Mitchell
出版社
講談社
発売日
1996-05-01
ISBN
9784062080743
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ロスト・レイセン / 感想・レビュー

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やまはるか

 マーガレット・ミッシェルが15歳の時に1ヶ月足らずで執筆し、恋人ヘンリー・ラブ・エンジェルに贈られて80年後にその子息によって公にされた80数頁の中編小説と手紙、写真の一部が一冊になっている。15才の少女が書いたとは信じがたい精巧な作品である。マーガレットとヘンリーは前後して他の相手と結婚するが、彼女が作家として名声を得た後もヘンリーは二人の関係を秘したまま亡くなった。そのためロスト・レイセンは永く日の目を見なかった。「ヘンリー、今晩戻ってきて」と書かれた日付不明の手紙のコピーが巻末に挿入されている。

2021/02/20

星落秋風五丈原

ミッチェルの未発表小説とラブレター、写真をまとめた。資料発見から1年が経ち世界19か国での同時発売。「風と共に去りぬ」の原型と言えるほど三角関係や大災害などの構造が似ている。ストーリーに15歳なりの甘さもあるが展開もたいしたもの。

2005/12/29

卯月

再読。『風と共に去りぬ』の映画は見たが原作未読。15歳のマーガレットがノートに手書きし、結ばれることのなかった求婚者ヘンリー・ラブ・エンジェルに贈られ、双方の死後にヘンリーの遺品から発見された小説。南洋に沈んだ火山島レイセンと、誇り高い女性コートニー・ロス、叶わぬ愛の物語。15歳でこれ書いたのか(汗)。後半は、ノートとともに発見された写真、マーガレットからの手紙などで綴られる二人の半生。これ読むと、『風と~』のスカーレット・オハラってマーガレット本人なんだなぁ、と思う。最後の、謎めいた手紙は忘れられない。

2015/07/24

agri

若きマーガレットのロマン小説。

2010/11/09

まっちゃちゃん

1996年、講談社刊。「風と共に去りぬ」の著者M.ミッチェルのもう一つの中編。15歳のときに、1ヶ月足らずで書き上げたというから驚き。 テーマや登場人物の配置のしかたは「風と共に去りぬ」と似通っている。三角関係、自立心旺盛な女主人公。そして、ラストの衝撃。 本稿はM.ミッチェルの没後およそ半世紀ののちに発見され、発刊された。当時の写真、手紙も多数、掲載。物語も中編ながら、彼女の才能を垣間見れる。 しかし、死ぬまでこの原稿を公表しなかった元彼氏は、心から彼女を愛していたのだろう。

2020/05/20

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