KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ドルイドの歌

ドルイドの歌

ドルイドの歌

作家
O.R.メリング
井辻朱美
出版社
講談社
発売日
1997-01-29
ISBN
9784062084734
amazonで購入する

ドルイドの歌 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

たるき( ´ ▽ ` )ノ

これが処女作なんだ!クーフーリンとかメーヴとか、どこかで聞いたことのある名前が出てきてワクワクする。10代の姉弟が謎多き男ピーターの魔法で過去の世界へ行くことに。戦争の虚しさや悲惨さが描かれ、少し読むのが苦しい場面もあった。唐突にシーンが切り替わったりと違和感もあったが、充分に楽しめた。

2022/12/03

ちゃちゃ

(美しい表紙と中身とのギャップが・・・。血みどろの戦いに明け暮れる日々・・・。)弟君の真っ直ぐさに好感がもてます。現代の教育と古代の考え方のギャップが微笑ましい。彼らとの出逢いは,弟君のそれからの生き方に大きな影響を与えたことでしょう。彼がクーフーリンの生き方を胸にどの様に生きていったのか気になります。きっと,新たな仲間と共に真っ直ぐあるいていったのでしょうね。

2010/09/13

マツユキ

クー・フーリン絡みの作品を探していて、見つけました。17歳、15歳の姉弟が、古代アイルランドに。クーリーの牛捕りの最中であり、姉はメーブの息子に恋をし、弟は一人で戦うクーフーリンに力を貸す事に…。まあ、野暮ですが、主人公たちが時代に馴染みすぎ、と思いつつ、生き方が全然違うのに、友情を育んでいくのが、清々しかったです。 17歳のクーフリンが、爽やか。その分、戦闘となると怖い。本当、どうなってるの。 初夜のエピソードが面白い。タイトルのドルイドを含めた三人の旅の終わりは…。全体的に爽やかなファンタジーでした。

2018/09/06

mahiro

久々の再読。アイルランドの叔父さんの家に休暇で遊びに来た姉弟が過去の世界に跳び、コノハトのメーヴ女王やクーフーリン等の戦いに巻き込まれて行く。こういうパターンは良くあるし主人公達の行動に無理があるとは言え、生き生きと描かれるケルトの英雄達やドルイドは魅力的で楽しめる。ただ深みは感じなかった。

2015/09/20

さいと

あとがきで書かれているように「命は主君に、愛は女性に、魂は神に、そして名誉は自分に捧げる」という、中世の騎士のモットーを体現したクーフーリンには、現代の学校教育は不可解なものなんでしょうね。そのモットーのために生き、モットーのために死んでいく彼の人生は波乱万丈なもの。現代の主人公たちからすれば、そのモットーが不可解なもの。それでもひと時、共に過ごし、戦い、仲間となれた姿に胸が詰まる思いがしました。

2010/06/21

感想・レビューをもっと見る